可搬質量最大7㎏で複雑形状のワークに対応 THKは、複雑形状のワークを安定して吸着できるロボットハンドの新機種を発表した。9本のシャフトと先端に配置した吸着パッドを組み合わせた構造により高い追従性を確保し、可搬質量は最大 […]
ニューストロング「真空チャックで段取工数削減」【特集:人手不足時代に対応する工程集約・工程短縮】
吸チャックボーイ
ニューストロングの「吸チャックボーイ」は特殊治具の制作やセッティングの手間、工程の削減ができる真空チャック。真空を利用してワークを吸着するため、バイスなどで必要なクランプ代が不要で、吸着面以外の5面の加工が可能となる。何度も治工具をセットし直したり、削り出すことで位置決めしたりする必要がなく、多くの面を加工できるので、精度の安定化につながる。

クランプしづらい薄物ワークでは特殊な治具を製作したり、複雑形状のワークでは何度も治具をセッティングしたり。樹脂や非鉄金属ではマグネットチャックを使えないなど、段取りの工程で悩むユーザーは多い。
特に丸物ワークでは外径や内径、端面加工が必要な場合が少なくない。「形状によるが、加工ごとで治具が必要だったり、段取替えが増えたりすることがある」(富高秀直社長)。
吸チャックボーイでは、一度の吸着で内径、外径、端面を一気に加工することが可能だ。特殊形状の薄物のワークを得意とするユーザーでは「これまで複雑な特殊治具を使い、複数回段取替えが必要で苦労していた」という。
吸チャックボーイを採用したことで、内径、外径、端面の3つの加工を段取替えなしで可能にした。「目標のタクトタイムを実現できたうえ、段取替えが減ったことで、位置決めの際に発生する誤差が減り、精度が安定した」という。
自動化にも対応する。機械メーカーとタイアップし、ロボットでワークを搬送し、真空発生を自動でオンオフするシステムを構築することができる。
ラインアップは真空発生装置とプレートが一体になっている「一体型」、プレートと真空装置が別の「セパレートタイプ」、複数個所の吸着が可能な「オクトパス型」の3つの仕様を標準化した。「特殊仕様にも対応するので、クランプでお困りの際は声をかけて欲しい」(富高社長)。

日本産機新聞2025年12月5日号
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