2026年11月5日(木)

NaITO・坂井 俊司社長「30年に売上高500億円へ」【特集:商社トップインタビュー】

4つの重点課題を設定

坂井 俊司社長

–今年注力することは。

今年は中期経営計画「共創ビジョン2030」の初年度の年で、30年に売上高500億円の達成に向け施策を着々と進める。今回の中計は次世代の人材が主体的に動いてもらえるように若手中心に立案してもらった。

–具体的な施策は。

重点課題として「流れ品」、「スポット品」、「新規事業」、「海外事業」の4つを掲げた。流れ品は切削工具など在庫品から定期的に流れていく商品。これまで基幹システムの変更や東名阪を中心に切削工具の在庫を増やすなど、物流機能を強化してきた。まだ十分なサービスを提供しづらい地域もあるので、商品在庫と物流最適化は継続して進める。

–スポット品の強化は。

スポット品とは流れ品以外の産業機器全般の位置付け。この領域は切削工具に強みを持つ当社にとって伸び代が大きい。そこを広げる一つとしてユーザー接点を増やしていく。ユーザーの課題を把握しないことには設備販売は難しいからだ。

営業推進本部の傘下に、測定機器の専門部署「計測開発室」と、工作機械などの設備を扱う「設備販売室」を設置している。両部署を活用しながら、セミナーや展示会などを通じ、販売店と共にユーザーへの訪問を増やす。

–販売店からそうした要求は強いのか。

自動化提案や設備案件を手掛けたいという声が多い。しかし、人手不足で対応できていない企業が多いのも事実。また、工具販売店には設備案件の声がかからないことも多い。販売店とユーザーを訪問し、設備や自動化提案をすることで、共に需要開拓につなげたい。

–新規事業や海外も課題。

新規事業の一つとして自動化を検討したい。中小ユーザーでは自動化で悩むところは多い。大がかりな自動化ではなく、「NaITOならでは」の中小ユーザー向けの自動化提案を強化していきたい。海外は中長期で収益性の高いビジネスモデルを検討していく。

日本産機新聞2026年7月20日号

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