最新の生産技術やトレンド展示 機械工具販売店である山久(滋賀県長浜市、0749・63・6611)は創業95周年記念事業の一環で同社初の総合展示会『YAMAKYU EXPO2026(山久万博2026)』を滋賀県立文化産業交 […]
monolyst 伊関 洋介CEO【この人に聞く2025】
商品情報管理システムの「monolyst(モノリスト)」を手掛けるmonolyst(東京都渋谷区、03・6683・4068)は、この4月にプロダクトをリリースして以降、徐々に引き合いを伸ばしている。同システムは、AIによって紙カタログから製品マスタを自動で作成するほか、FAX解析やWEB受注機能など、工具卸のツボを押さえた機能を備える。業務の効率化にとどまらず、ユーザーに新たな付加価値をもたらすプロダクトで機械工具の流通に風穴を開けようとしている同社の伊関洋介CEOに聞いた。
工具卸のアナログ業務を無くす/いいモノ広まる世の中に

プロダクトリリースから半年。
商品情報管理やFAX—OCRなど、同様のサービスは他にもあるが、自社のビジネスフローに当てはまらず導入に進まないという工具卸が多かった。モノリストはユーザーからのフィードバックをもとにして、システムを改善していくというサイクルを創業時から今も変わらず続けているので、工具卸の細かいニーズを捉えているのが強み。商談の際にもプロダクトを説明すれば、「(業界のことを)よく分かってるね」と言ってもらえることが多く、手応えを感じている。
現在は工具だけでなく建材や塗料、薬品などの分野でも導入を広げている。基本的に“モノ”を扱う業種であれば何でもフィットできる。
工具卸の何を課題と捉えるか。
一番はアナログ業務が生産性を低下させている点。紙カタログの転記やFAXで届いた注文の基幹システムへの手入力などに専任の担当者を置いている企業も少なくない。モノリストならこうした作業を自動化でき、浮いたリソースを付加価値の高い業務、例えば商品登録点数の増加や営業活動などに振り向けることが可能になる。
他に期待できる副次的な効果は。
FAX解析機能では、FAXでの受注から基幹入力までをシステム上で完結できるので、これまでは出社しないとできなかった受注業務がリモートでどこでもできるようになる。
WEB受注機能は自動翻訳を備えるので、海外展開を目指す企業にとっては、カタログ情報の多言語共有が可能になり、販路の拡大に貢献する。
今年はものづくりワールドにも初出展しました。
色んな方がブースに来てくださり収穫は大きかった。複合機を扱う代理店からはFAX解析機能との相性を見込んでシステムと抱き合わせで販売したいという話があったり、普段は商談の機会が無いような大手の役員さんがふらっと立ち寄り興味を示してそのまま引き合いにつながるということもあった。
商品情報管理システムをやろうと思った理由は。
新卒時代から起業志向があった。副業としてアフリカ雑貨の仕入れ販売をしていた頃、商品の情報を整理するのが手間で、結局その商品を展開できないという悔しい思いをした。今思えば工具卸が抱える課題を地で行っていた訳だが、この原体験が出発点になった。
最後に、これからの抱負をお願いします。
2027年までに導入1000社を目指す。モノリストを使う企業が増えるほどシステムにデータが蓄積され、AIも賢くなり、ユーザーに高い価値を還元できるようになる。そのためにも数字を追い求める。
日本の工具卸が売上を拡大するには、ECと海外展開が残されたフロンティアだと考えるので、特にそこをカバーできるようにプロダクトを強化していく。今もアナログ業務と闘っている業界だからこそ、我々がDX化を支援して単なる効率化だけでなく、「モノリストのおかげで売上が上がった」と言っていただけるサービスを目指したい。
いせき・ようすけ
福岡県北九州市出身、36歳。2011年、東京外国語大学卒業後、トヨタ自動車に入社。アフリカ市場での需給調整とプロモーション支援に従事。17年、クラウド会計・人事労務ソフトのfreee入社。24年にmonolyst創業、CEOを務める。座右の銘は「有法子(ユーファーズ)」。新幹線の父と呼ばれた国鉄総裁・十河信二が好んだ言葉で、「どんな状況にも打開策は必ずある」の意味。
日本産機新聞2025年10月20日号
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