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恊育歯車工業 井田 斉昭社長「ユーザーとの接点増やす」【特集:メーカートップインタビュー】
販売店と共同で展示会も

今年注力することは。
販売店や代理店と協力しながら、ユーザーとの接点を増やしていく。狙いはもっとユーザーのニーズを探るためだ。当社のお客様は最終ユーザーであり、販売店や代理店はパートナーだと考えている。当社が最終ユーザーのニーズをもっと理解し、商品開発を強化することができれば、パートナーの売上アップにもつながる。
具体的な取り組みは。
販売店が主催している展示会への出展を増やすほか、販売店と共同でユーザー先で小さな展示会を開催できないかと提案している。実際にユーザーからも「展示会をして欲しい」という声が増えている。
また、営業担当者にも販売店や代理店への訪問だけでなく、ユーザー訪問を重視するように意識づけている。
他には。
本格的な稼働は来年になりそうだが、生産管理システムを刷新している。単なる生産の効率化を図るだけなく、工程や業務フローを全面的に見直す。適正に在庫をコントロールし、柔軟な納期管理につなげる。また、システムの導入で、需要予測の精度を上げるなど経営判断のスピードアップも図る。
製品面での強化策は。
ギヤBOXや歯車研削製品など、当社しか供給できないオンリーワンの製品や、付加価値の高い製品の拡販を強化していく。昨年はギヤBOXのキャンペーンを実施し、一定の効果が得られた。今年は歯車研削関連製品のキャンペーンを行う予定だ。
今期の需要はどうみるか。
5年度内は需要が弱含みだった昨年度と同じ状況が続くとみている。ただ、少し回復の兆しは出ているようにも思う。当社が強みとする半導体関連以外でも、食品機械や物流関連などで試作案件が入ってきているからだ。期待も込めて26年度に入るころには回復するのではないかとみている。
日本産機新聞2025年9月5日号
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