2026年10月25日(日)

人でなく仕事を管理 役割・責任を明確に

そもそも管理職の仕事って…。

 「任せる」と言いながら部下が失敗すると「なぜ相談しない」と怒鳴る上司が見受けられる。どうしても日常の態度や行動から管理が厳しくなってしまう。最近はコンプライアンス(法令順守)を徹底するという意味から、上司の管理が一層厳しくなっている。すると、部下は「うるさいなあ、言われた通りにやればいい」という発想になり、責任感が薄く仕事の質が下がり、成果も上がらない。さらに部下への管理が厳しくなるという悪循環に陥ってしまう。

 管理職に求められるのは、「仕事の管理」であって「人の管理」ではないはず。もちろん、「人」を育成するためにはある程度の管理は必要だが、部下の管理を管理職の役割と勘違いすると、むしろ部下のやる気を殺ぐことになる。このあたりの塩梅が難しい。

 どうするのがいいのか。永遠のテーマであるように思うが、部下への権限移譲、つまり個人の分担と責任を明確にすればいいのにと思う。どこに権限移譲の線を引くかは上司次第…。

 社員にすれば、上司から「任すよ」とは言われているが、どこまで任されているのかがわからない場合が多い。ベテランなら何となくわかるが、若い社員は判断が難しいだろう。結果、怒られるのを恐れて尻込みしてしまい、仕事に勢いやスピード感が無くなる。一方で、伺いを立てる、指示待ち人間になる。「トイレに行くのもお伺いを立てる気か」って言いたくなる。

 あらかじめ「ここまでは自分の判断でしなさい。この先は上司に相談しなさい」と決めることができるものは決めておくことがいいだろう。とは言え、仕事は生き物。そのつどつどでラインを決めていくしかないのだろう。但し、上司に相談するにも、「自分ならどうすべきと考える」を促さなければならない。特に営業の場合、現場を一番よく知ってるのは部下であり、その部下が成長しているかどうかを測る材料にもなる。

 そして、公平に正しく評価する必要がある。さもなければ、これも部下のやる気を殺ぐことに繋がる。しかし正しく評価することと、細かく評価することは全く異なる。そもそも評価をするのは人間だから、評価項目を細分化して評価しても、不正確、不公平になるように思う。これは、私の悩みでもある。いいアイデアがあれば是非とも教えて頂きたい。モチベーションを上げることについても考えたいが、それは次の機会にする。

2017年11月20日号掲載

[ コラム ][ 仕事考 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

JIMTOF2026が10月26日に開幕 世界から1134社が東京ビッグサイトに集結

国内最大の工作機械見本市「JIMTOF2026(第33回日本国際工作機械見本市)」が10月26~31日の6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる。工作機械や切削工具、周辺機器、ソフトウエアなどの最新製品が世界中 […]

JIMTOF2026 東・南ホール 注目の出展製品

大日金属工業:東2ホール E2029 主な出展製品 CNC精密旋盤「DL530×100」。 特長・見どころ 今回の展示では汎用旋盤、自動サイクル旋盤、CNC旋盤と協働ロボットを組み合わせた加工実演で、1台4役を提案。多品 […]

JIMTOF2026 西ホール 注目の出展製品①

アサヒ工具製作所:西1ホール W1089 主な出展製品 超硬工具(ドリル、バニシングドリル、バニシングリーマ、エンドミル、カッター、リーマ)など。 特長・見どころ タングステンの高騰による超硬工具の値上がりが続く中、大径 […]

記事ジャンル

関連サイト