2工場を集約し効率化 日東工器は7月1日、福島市に新しく建設した「東北日東工器 おおざそう工場」の竣工式を執り行った。同社は業務効率化などを目的に、機械工具を製造するメドテック工場(山形市)と電動ドライバや建築機器を製造 […]
タンガロイの挑戦-TUNGFORCEの本質-
若手技術者に聞く③
挑戦に終わりなく
技術本部材料開発部 CVD開発グループ 佐藤 博之氏
形状の進化もさることながら、切削工具のイノベーションは素材やコーティングなど材料技術による部分も少なくない。1000点超のTUNGFORCEでも、多くの新材種や新たなコーティングが採用されている。3回目のインタビューはCVDコーティングの開発技術者の佐藤博之氏に取り組みや、こだわりを聞いた。
「使える被膜」にこだわる
もちろんTUNGFORCEのコンセプト「倍速加工」も突き詰めた。「鋳鉄は削りやすいから、逆に加工速度を上げるのは難しい。アルミナ層を従来の1・7倍にするなど徹底した倍速を追求した」。もうひとつ気を付けたのはバランスだ。「『倍速加工』=摩耗しないイメージがあるかもしれないが、使い勝手も重要」という。だから「耐摩耗性に加え、耐欠損性を両立させる工具としてのバランスを重視した」。
これだけこだわった「T515」もすでに次のステージに移る。今回の技術を応用し、ミーリング工具へも採用される予定だという。自身も「新たな開発に挑戦したい」と未来に目を向ける。
佐藤氏はタンガロイがIMCグループに参画してイスラエル本社に出向した初めての技術者。当初は「外国人技術者の発想の違いに驚いた」。それでも、3年後の帰国前には様々な部署から引き留められていたそう。今後については「製品もCVDも進化し続けている。それに負けないように、エンドレスに新しいことにトライする技術者でいたい」。
日本産機新聞 平成28年(2016年)9月5日号
人手不足や自動車の電動化など、製造業を取り巻く環境は大きく変化している。時代の変遷に対応し、販売店やユーザーをサポートするため、卸商社は独自の戦略を強化する。新商材の開拓やコト売り、デジタルツール活用や社内体制の改革など […]
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