2026年10月17日(土)

全機工連東京大会 ブロック長に聞く③
中部ブロック長 髙田 研至 氏 (井高社長)

顧客に貢献する人材

井高 髙田研至社長
 1963年生まれ。名古屋市出身。1986年名古屋商科大学商学部卒、コガネイ入社。88年井高入社。97年取締役社長に就任。
 商社にとって人材は宝。良い人材を採用し、教育できるかが機械工具商社の将来を決めると思います。良い人材とは、人間関係の構築、業界全体を見渡し、顧客同士をつなげたりできる幅広い知識(技術レベル)を持ち、ネットでは分からない情報収集などの能力が必要です。これまで業界は顧客の成長と共に伸びてきましたが、大きく変容し、仕事内容も複雑化・高度化され、業界の仕事が失われるのではないかと心配です。愛知県はまだ恵まれていますが、地盤沈下が進むにつれ、人材が集まりにくくなります。

製造業支える自負

 5年~10年後の製造業の世界は厳しさを増していると思います。自動車産業は2020年まで良い状態かもしれませんが、電気自動車や水素自動車の生産比率が上がると、部品点数が減り、金属加工の市場が減る可能性もあります。そうなると、30年後に機械工具商社の取り扱う商品は変わっているかもしれません。

 そのような将来の変化に対応できる会社の基盤作ることが大切です。人材を集めるにしても、魅力ある企業でなければ人は集まりません。後継者も生まれない。将来も希望のある会社にするには、現在の経営者が将来に向けた会社の基盤を作っていかなければならない。『現在がなければ、未来はない』という気持ちと、我々には『ものづくりを支えている』という自負も必要だと思います。

 当社の社員もその気概は持っています。教育にも力を入れて、海外向けの人材育成、お客様に提案できる知識(技術)に重きを置いています。これまでOJTのみでしたが、外部教育機関やTOEICなど試験制度、資格制度などを取り入れ、勉強する環境を作っています。各拠点の建替えなど、働きやすい社内環境も整えています。最後は、良い会社をつくっていく努力しかないと思います。

日本産機新聞 平成28年(2016年)8月5日号

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