2026年1月28日(水)

生産管理の自動化【MECT2025総集編】

現場の状況見える化 デジタル活用し共有管理

コスト削減や業務効率化、品質の安定や納期短縮などで、生産管理の自動化ニーズは高まる。MECT2025では、生産計画の管理を効率化するソフトや製造現場の情報をリアルタイムで共有するシステムなど、生産管理の自動化に貢献する新しい技術が登場した。

牧野フライス製作所は、複数のマシニングセンタ(MC)の生産計画を管理するソフト「MAS‐NX」を展示。 加工やNCプログラム、工具データなどの情報を管理できる。

生産計画を管理するソフト「MAS-NX」(牧野フライス製作所)

複数のMCの稼働状況や搭載工具を把握でき、MCの稼働しない時間を見つけて加工指示を出せる。工具が不足している場合は、アラートが出せる機能も搭載した。

MECT2025直前に発表し、発売した。MCを2~3台管理する熟練オペレータの不足に悩むユーザーは多い。こうした声に対応するもので、同社のMCを2~3台持つ中小のユーザーへの販売を見込む。現在は同社のMCでしか適用できない。

製造現場の生産性向上を支援する「TULIP(チューリップ)」を披露したのはDMG森精機グループ会社のテクニウム。作業手順書や品質チェックリスト、機器モニタリングなどのアプリをプログラミングの専門知識なしで作成でき、アプリはクラウド型プラットフォームで共有する。

製造現場プラットフォーム「TULIP(チューリップ)」(テクニウム)

紙の作業指示書のQRコードを読み込み、アプリに転送する機能も搭載。製造現場の情報をリアルタイムで共有し、生産管理の自動化を実現する。工作機械や計測機器とのデータ連携も可能で、加工方法など分からないことをチャット欄に入力するとAIが過去の記録をもとに解決策を提案する新機能も搭載した。

日本産機新聞2025年12月5日号

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