共有で終わらせず、先を考える 自分が所属する部や課、ひいては会社がどのような方向に進むのかという未来予想図を描くことは管理職の重要な業務の一つだ。ただ、これだけ先が読めない時代に未来を描き切るのは簡単なことではない。ある […]
明治機械製作所 福田 浩二社長「今年はベース作りの1年」【特集:メーカートップインタビュー】
「人材育成でボトムアップを」

社長に就任して。
これまで『特殊の明治』と『海外強化』を軸に据え、成果も出始めている。空気圧縮機はレーザー加工機向けブースターコンプレッサが伸びたことで特殊比率50%に達した。海外強化もSNSを通じ、スペイン、アメリカなど売上を伸ばし、海外比率は9%まで到達している。今後も特殊比率の拡大、海外市場の開拓を視野に、今年は中長期的な成長を遂げるベース作りの年と考えている。
注力することは。
ニーズの多様化やSDGsに貢献する製品開発を進めている。空気圧縮機ではエンジン駆動コンプレッサの電動化、塗装機器は食品関連向けに節水効果製品のリニューアルや水性塗料用スプレーガンの開発を行っており、製品を通じて社会や環境に優しい企業を目指す。
現状の課題は。
部署間のコミュニケーションが闊達でないと開発遅延、市場ニーズに対する認識のズレが生じる。そこで新たな営業支援ツールを導入し、業務効率化、情報共有化を図り、全員の足並みを揃えたい。
また、若手社員の個性、自己実現、モチベーション向上につながる仕組みも不可欠。社内プロジェクトとして新たな人事評価制度を設ける。全員が開発・経営の意識を持つことは理念である『自主創造・開発一路』の精神にも通じ、新しいことにチャレンジできる土俵を作っていきたい。
営業施策としては。
今期は100周年モデルのスプレーガンF111の販売やブースターコンプレッサのブロー成型用や船舶向けの用途拡大にも注力する。海外比率を高めるために各市場に応じた製品仕様などバリエーションも増やしていく予定だ。
さらにはマーケティング強化を図り、従来方法のみならず、SNS、メルマガなどデジタルマーケティングに注力しながら新規開拓を図ることで、今期は6年連続増収となる売上高44億円(前期比5%増)を目指す。
日本産機新聞2025年9月20日号
山善は、経済的な理由等により、修学困難な学生をサポートすることを目的として、「公益信託山本猛夫記念奨学基金」を1992年に設立し、委託者として支援。今年度は新たに4名の学生が新規奨学生として認定され、11月17日に認定書 […]
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