2025年7月30日(水)

象印チェンブロック レバーホイスト「YAD-25」新発売

自重1・58㎏の小型軽量化を実現

象印チェンブロック(大阪府大阪狭山市、072・365、7771)はこのほど、YAD型レバーホイストシリーズに新モデルの「YAD-25」を追加し、6月1日より発売した。定格重量250㎏で標準揚程は1m。自重1・58㎏の軽さで、上フックからレバー先端までの本体サイズも240㎜とコンパクトなため、狭いスペースでも扱いやすく、作業者の負担軽減に貢献する。

ロードチェーンには、専用の線材を用い独自の製法で製造した高強度・高品質なチェーンを採用。線径3㎜の細さで、チェーンの高強度化を図り、本体サイズの小型化と軽量化を実現した。

また、線径3㎜のチェーンを採用したことで、チェーンのラチェットピッチを小刻みにでき、三重式減速機と合わせて、吊り上げ下げ時の位置調整を細かく行える。「あと一締め」という微操作が可能になった。

強制遊転機能を搭載し、チェーンに張力がかかっていない状態で切り替えつめを「ニュートラル」にすれば、本体の姿勢に関わらず、チェーンの長さを自在に手操作で調整出来る。直感的な操作性能は同社の製品に共通する特長だ。

チェーンには無電解メッキ、ボディ部分には電着塗装を施し防錆性も向上。上下のフックには、先端が短く横ずれを防ぐ外れ止めを採用し、安全面も強化する工夫をしている。

大阪営業所の大森宗和所長は、小型軽量化によって狭所や高所での作業を容易に行える点を優位性に挙げ、「一般的な荷締め用途だけでなく、配管や電線工事での部材・線材の引き寄せ作業にも活用できる」と用途拡大をイメージする。

また、津田晴將社長は、「今回の発売に先立ちいくつかの展示会で披露したが、いずれもご好評を頂いた。従来品のミニチュア版といった感じでとにかく小さく扱いやすい。今年はメカトロテックのほか、鉄道や建設関連の展示会にも出展を予定しており、ぜひ会場で直設触れて性能を体感してほしい」と語った。

日本産機新聞 2025年6月5日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 運搬・建設機器 ] カテゴリの関連記事

日東工器 東北日東工器の新工場稼働

2工場を集約し効率化 日東工器は7月1日、福島市に新しく建設した「東北日東工器 おおざそう工場」の竣工式を執り行った。同社は業務効率化などを目的に、機械工具を製造するメドテック工場(山形市)と電動ドライバや建築機器を製造 […]

ユアサ商事 濱安  守常務取締役「材・工の同時供給で総合力向上」【特集:商社トップインタビュー】

人手不足や自動車の電動化など、製造業を取り巻く環境は大きく変化している。時代の変遷に対応し、販売店やユーザーをサポートするため、卸商社は独自の戦略を強化する。新商材の開拓やコト売り、デジタルツール活用や社内体制の改革など […]

山善 岸田  貢司社長「プロアクティブに価値創造」【特集:商社トップインタビュー】

人手不足や自動車の電動化など、製造業を取り巻く環境は大きく変化している。時代の変遷に対応し、販売店やユーザーをサポートするため、卸商社は独自の戦略を強化する。新商材の開拓やコト売り、デジタルツール活用や社内体制の改革など […]

トピックス

関連サイト