2025年7月7日(月)

三共理化学 中国・研磨材メーカー2社買収

日中で最適な生産販売体制を構築

三共理化学(埼玉県桶川市)は6月30日、中国山東省にある研磨布紙メーカー、淄博理研泰山涂附磨具と淄博四砂泰山砂布砂紙の2社を買収したと発表した。買収を通じて、中国に生産拠点を拡大し、生産能力の増強、製品ポートフォリオの拡充につなげる。

買収は6月23日に完了した。買収額は明らかにしていない。4月に理研コランダム(埼玉県鴻巣市)と淄博中理磨具(中国山東省)が保有する淄博理研泰山涂附磨具の株式53%を取得していた。

淄博理研泰山涂附磨具は2002年に設立。中国山東省を拠点とし、アジア、欧米などグローバルに研磨材製品を展開してきた。21年12月期の売上高は3億7189万元(約70億円)だった。

同社が海外に生産拠点を構えるのは初めて。今後は日本、中国の各拠点で最適な生産・販売体制を構築し、グローバル市場における事業展開を加速させていく考え。藤谷京子社長は「日本を含めた世界中のお客様のニーズに対応した製品を提供し、お客様企業の成長へのさらなる貢献を目指す」としている。

日本産機新聞 2022年8月5日

[ ニュース ][ 会社移転・新設 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

第37回 ものづくりワールド東京 注目の出展製品

製造業の課題解決を後押し 10の専門展示会に1800社が集結 10の専門展示会で構成される「ものづくりワールド[東京]」は、機械や工具、ソフトウエアやシステムメーカーなど、製造業に関連するさまざまな企業が出展する。出展内 […]

裾野の広がり、多様な視点【現場考】

ギアチェンジは必要 日本能率協会の2023年の調査によると「管理職を目指したくない」と答えた一般社員の比率は77・3%で、5年前と比べ、5%も上昇したという。一般社員から見ると管理職が「魅力的ではない」と映るようだ。 「 […]

日伝  運搬支援ロボット「TugRos」を販売強化

資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]

トピックス

関連サイト