2024年11月22日(金)

オムロン 協調ロボメーカーに出資

革新的ソリューションを開発

オムロンは、協調ロボットメーカー世界第2位のテックマン・ロボット社(台湾)に約10%出資する。出資の完了は、12月の予定。出資額は非公表。

安全性と生産性の両立が可能な協調ロボットに関心が高まる中、ロボットと制御機器を統合制御できるオムロンの「ロボット統合コントローラー」を用いて、各種ファクトリーオートメーション機器と組み合わせ、人と同じ作業スピードで複雑作業をできる革新的なロボットソリューションを23年度をめどに市場投入する計画。「人と機械が協調するモノづくり現場を創造し、製造現場における人手不足を解決していく」(辻永順太執行役員常務インダストリアルオートメーションビジネスカンパニー社長)としている。

テックマン・ロボット社の協調ロボットは、ティーチングが極めて簡単で、安全性はもちろん柔軟に様々な工程に対応できる。オムロンとは18年に戦略的提携を行い、協調ロボット「TMシリーズ」を両社ブランドとしてオムロンの販売網でグローバルに販売してきた。オムロンのモバイルロボットと組み合わせた移動型作業ロボット「モバイルマニピュレーター」も共同開発した。

今回の出資により、さらに連携を強化し、25年3月期にはロボット事業の売上高を21年3月期比2~3倍の600~700億円に伸ばしたい考え。

日本産機新聞 2021年11月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

【連載企画:イノフィス、次なる戦略②】折原  大吾社長インタビュー
作業や業界に特化した製品開発

イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

トピックス

関連サイト