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困難な組立・搬送も可能 −オムロン−
次世代スカラロボット 「i4シリーズ」
オムロンは次世代スカラロボット「i4シリーズ」から最大可搬重量15㎏に対応したハイパフォーマンスモデル「i4H」とコンパクトで軽量用途向けの「i4L」(写真)を発売。従来機では難しかった組立や搬送作業の自動化を実現するほか、昨年7月に発売した「ロボット統合コントローラー」1つで、エンドエフェクタ(ロボットハンド)や周辺機器をまとめて制御することができ、簡単な組立作業からデジタル機器または自動車関連まで幅広い業種での使用が可能。
近年、製造現場の人手不足や新型コロナウイルスにより自動化ニーズが増加し、高速作業できるスカラロボットの需要は高いものの、可搬重量が不足し、複雑な作業まで行うことが困難だった。「i4シリーズ」は可搬重量15㎏まで対応し、エンドエフェクタ部にEtherCAT機器を付加し、多種多様なハンドリングやロボット統合コントローラーとの連携で、これまで困難なワークを掴んで差し込むなど複雑な動きにも対応。さらに、コンパクトな筐体でロボット制御ボックスやケーブルを内蔵し、設置面積を最小化。配線も簡単で新設・既設を問わず容易に導入が可能だ。
また、ロボット自体の運転状態を光で表す「予知保全」機能を搭載し、ロボットのベース部分に配置したディスプレイやリング型ライトの色でロボットの状態の見える化やメンテナンスを報せることを可能にした。今後はモーション制御を活用して、様々なハンド部の活用法を追求するほか、センシングやIoT技術による予防保全の最適化を進める。
主な仕様は、i4Hは最大可搬重量15㎏、リーチ長650㎜、750㎜、850㎜から選択。標準210㎜クイルに加え410㎜のロングクイルを全モデルに対応。床置き、壁掛け、天井取り付け可能。EtherCAT接続。i4Lは最大可搬重量5㎏、リーチ長350㎜、450㎜、550㎜から選択。標準180㎜クイルに加え、リーチ長550㎜モデルには350㎜のロングクイル対応。床置き、壁掛け設置可。EtherCAT(21年8月リリース)またはEthenet接続。
日本産機新聞 2021年3月5日
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