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寿命2倍のリニアガイド −日本精工−
4月から販売開始

日本精工(東京都品川区、03-3779-7111)はこのほど、直線運動案内部品「リニアガイド」の長寿命シリーズ「DH・DS型」(写真)を開発したと発表した。従来品の2倍の走行寿命を実現。今年4月から販売を開始する。
独自の熱処理技術「TF(タフ)化技術」を採用。標準シリーズ「NH・NS型」に比べ、耐久性を向上させた。従来は、異物のかみ込みで発生する圧痕の縁から亀裂が発生し、不具合の原因となるが、「TF化技術」によって、圧痕の縁への応力集中を緩和し、亀裂発生を抑制する。
長寿命化によって、部品交換やメンテナンスの頻度を軽減させることができる。また、サイズダウンが可能となり、装置の省スペース化を図ることができる。
製品ラインアップは「DH型」が8サイズ、「DS型」は5サイズを揃える。半導体製造装置や工作機械などの生産設備を中心に幅広い用途に向けて売り込み、2026年度までに売上高60億円を目指す。
同製品は、同社が1月25日から2月26日までオンライン上で開催する工作機械向けウェブ展示会「NSK VIRTUAL EXPO」にも出品する。
日本産機新聞 2021年2月20日
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