自重1・58㎏の小型軽量化を実現 象印チェンブロック(大阪府大阪狭山市、072・365、7771)はこのほど、YAD型レバーホイストシリーズに新モデルの「YAD-25」を追加し、6月1日より発売した。定格重量250㎏で標 […]
NEO新城工場が躍動 −オーエスジー–
デジタル駆使し超多品種少量生産
オーエスジーは、マザー工場のひとつである新城工場を「NEO(ネオ)新城工場」にリニューアルし、デジタル技術を駆使して超多品種少量生産を実現した。次世代を支える技術を詰め込んだ基幹工場が誕生した。
合い言葉は「ゼロワンファクトリー」
キャッチフレーズは「ゼロワンファクトリー」。製造工程をゼロから考え直し、長年培ってきた「巧の技」や「研削加工技術」と「最新のデジタル技術」を融合。生産性とアウトプットの最大化を目指す。「お客様に選んでもらえるよう競争力、QCDを実現する」としている。
超硬ドリル、超硬タップ、ハイスドリル、ハイスエンドミルを月当たり5400種類、7700ロット生産する。月当たり生産能力は、6000種類、8000ロット、70万本以上。ロットの大小に関わらずQ・C・Dを満足させる生産体制を目指す「OSG4・0」プロジェクトの一環として省人化・デジタル化を進めた。顧客、営業、設計、製造のデジタル情報を繋ぐOPDM(OSG Product Data Management)の構築を進め、受注力強化、利益最大化を目指す。
加工機ごとの稼働率、生産スケジュール、生産状況、流動数など生産情報を見える化し、収集したデータを分析。徹底的に生産の無駄を省き、状況に応じた最適な組み入れを行うことで標準品、特殊品ともにリードタイムの短縮を目指している。10月には生産管理システムの新バージョンを導入。次世代型の複合研削盤と自動検査装置も開発している。
また、材料、加工履歴など測定値を品質情報としてサーバーで一元管理し、トレーサビリティーの確保を図っている。設備の予知保全体制も整備した。工場全体の中心となる位置には、彫刻家・三澤憲司氏による鎖のモニュメント「地球を吊る」を設置した。高さ8・5m、重さ約4トンのステンレス製の鎖で、地球を吊っているイメージ。
NEO新城工場の概要
- 敷地面積 :11万2000㎡
- 月産生産本数 :70万本
- 月間生産品種 :6000種
- 月間生産ロット :8000ロット
- 生産品目 :超硬ドリル、超硬タップ、ハイスドリル、ハイスエンドミル
- 工場従業員数 :600人
日本産機新聞 2020年11月20日
半導体製造装置部品などを手がける渡辺精機(山梨県市川三郷町)は昨年1月、宮城県大衡村に新工場を設立した。約20億円をかけて、マシニングセンタ(MC)やNC旋盤など9台を導入。需要拡大が見込まれるエッチング装置や成膜装置向 […]
池松機工はこの14年で残業時間を5分の1に減らし営業利益を2倍に増やした。それにより安定して人材を採用できるようになり財務体質も改善した。原動力となったのが5軸加工と自動化による生産体制の大改革。未来を拓く技術と見極め、 […]