日立産機システム(東京都千代田区)は既存機から新型コンプレッサへの置き換えで削減できた二酸化炭素(CO2)の排出量をクレジット化するサービスを2026年度に開始する。クレジットは市場で売却し、得た収益はユーザーに還元する […]
研磨工程をロボット化
スリーエムジャパン
相模原にラボ開設

スリーエムジャパン(東京都品川区、03-6409-3800)はこのほど、相模原事業所内(神奈川県相模原市)に「3Mロボット研磨ラボ」を開設した。研磨工程を自動化するロボットシステムの検証や提案が可能。「ロボット研磨の相談窓口」となり、研磨材事業の拡大を目指す。
可搬重量70㎏、10㎏の多関節ロボット(ファナック製)を設備する。同社の5000種類を超える製品ラインアップからロボット研磨に必要な研磨材や研磨工具の選定、加工条件などを提案、検証することができる。
また、ロボットや研磨材にかかる荷重を測定する装置や出力モニタも導入し、荷重の変化を常に可視化することも可能。ノウハウを数値化することによって、より最適な加工条件を提案できる。
研磨作業は近年、労働環境の過酷さや技能伝承の難しさなどを理由に人材不足が深刻化している。こうした背景から「研磨作業のロボット化のニーズは非常に高いと感じている」(日西勝研磨材製品事業部長)。
一方で、研磨工程のロボット化は高度な知見やノウハウが要求されるため、システム構築が難しく、上手く導入が進んでいなかった。加えて、こうした相談先が分からないということも課題になっていた。
同社では「ロボット研磨ラボ」を活用し、「ロボット研磨の相談窓口」として顧客の課題を解決していく考え。ロボット研磨システム構築のスピード向上を図り、研磨材製品事業の拡大を加速させ、2021年には18年比5倍の売上高を目指す。
日本産機新聞 2020年1月20日
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]
ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]






