2025年12月2日(火)

この人に聞く2015
センナン 小川 晃一社長

フロンティア精神、次代に

DSC07513_R

足元固めて飛躍へ

 昨年10月、創業者の中口篤氏(現会長)から社長のバトンを受け継いだ。中口会長とは創業期から二人三脚で販売先や仕入先を増やし会社を盛り立ててきた。だからこそ社業発展への強い思いがある。指針を示す立場として将来を見据え、「中口会長が掲げるフロンティアスピリットを次の世代に伝えていきたい」。
 フロンティアスピリットとは、進取や開拓者の精神の意味だが、センナンでは少し違う。販売先も取扱商品も営業エリアも開拓し、常に新たな分野に挑戦し続けたうえで、「取引する会社の数、売上高、取扱商品の販売額といったあらゆる面でナンバーワンを目指すこと」。

 入社した創業(1975年・泉南商事)して間もない頃は、鋸刃や切削工具が主力だったが、工作機械や工作機器、CAD/CAMの販売も始め、関西を中心に拠点を次々と開設して活動のエリアを広げた。自身も含め3人の工具販売店だったが、2008年には社員60人、年商50億円の規模に成長した。森精機製作所(現DMG森精機)の販売では国内の特約店でトップにもなった。
 ただ今は世代交代が進み、中口会長の精神を継承する者も少なくなった。「センナンの競争力の源はフロンティアスピリット。成長し続けるために若手にも伝えたい」。社長に就任してからも現場主義を貫き、社内や取引先への同行で自ら実践して指導する。

 センナンが得意とするのは取引先の生産性向上に貢献する機械や工具など生産財のトータル提案。自身も34年、様々な提案で取引先に喜ばれてきた。
「未来を拓くのもやはり提案営業。取引先に喜ばれれば会社は成長できる。フロンティアスピリットを伝承しつつ、提案営業に磨きをかけ、飛躍できるよう取り組んでいきたい」。


プロフィール
 1961年生まれ、大阪市出身。80年泉南商事(現センナン)に入社。95年奈良支店長、2000年取締役、04年常務取締役兼営業本部長、09年専務取締役、14年10月社長。

日本産機新聞 平成27年(2015年)1月15日号

2025国際ロボット展 過去最多の出展者で産業ロボの新製品やAIの新技術が一堂 

15万人以上の来場者見込む 世界最大規模のロボットの専門展示会「2025国際ロボット展」(主催日本ロボット工業会・日刊工業新聞社)が12月3日に東京ビッグサイトで開幕する。出展者数は673社・団体と過去最多の規模で、来場 […]

注目9社の出展製品【2025国際ロボット展】

国内外からロボット関連企業・団体が一堂に会する国際ロボット展では製造業や建設業を支える最先端のスマートプロダクションロボット(産業用ロボット)をはじめ、ロボットにAMRや多様な装置を組み合わせたロボットシステムによる現場 […]

帝国チャック 寺坂  創介社長インタビュー「創業100年の想い」

NC旋盤用チャック、研削盤のダイヤフラムチャック、マシニングセンタのシリンダ内蔵チャックなど最高の機能と品質を持ち併せた特殊仕様『デザインチャック』を手掛ける帝国チャック(大阪府八尾市)は創業100周年を迎えた。自動車を […]

トピックス

関連サイト