自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]
三叉路…
○…エントリーモデルの5軸加工機、研削盤に後付けできるワーク供給ロボット。投資コストが比較的少なく導入ノウハウもそれほど要らない。DXやAMの最新技術に注目が集まる一方でそうした手が出しやすい自動化の提案が目立った。先週開かれたJIMTOF2022のことだ。
○…提案の対象は中小企業。自動車や電機などの大手企業は進んでいるが中小企業はまだまだこれから。しかし人手不足を補完し労働生産性を改善するため自動化は取り組むべき課題。設備投資補助金や景気回復も後押しし中小企業の自動化投資への意欲が高まる。
○…加えて中小企業の自動化投資の目的はそれだけではない。成長を期待できる新たな事業に力を振り向けることにもある。既存の仕事は自動化しそれによって手の空いた人や時間を生かして新規事業に取り組む。「自動化」で次の活路を開きたいと考えている。
○…日本の製造業の90%以上が中小企業。このうちどれくらいの企業が自動化を進めているだろうか。中小企業に自動化が広がれば日本のものづくりは活性化する。「手が出しやすい自動化技術」。これから注目すべきキーワードの一つではないか。
日本産機新聞 2022年11月20日
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