2025年9月15日(月)

トークシステム 新型エアユニットを開発

ロボットハンドや治具にも

2023年発売目指す

トークシステム(東京都港区、03-5730-3930)はこのほど、独自の固定機構「クイッククランパー」を搭載した新型エアユニットを開発した。ユニット同士を組み合わせることで、簡単に用途に応じたシステムの構築が可能。2023年までの発売を目指す。

「クイッククランパー」は「エレメント」という円筒形状の要素部品によってワンタッチでクランプ、アンクランプが可能な固定機構。新型エアユニットは、「クイッククランパー」にリニアブッシュを搭載し、ユニット化した。

エアのオン・オフでユニットに挿入したシャフトをクランプ・アンクランプすることができる。高さ調整や位置決め、Z軸の落下防止用途などに利用可能。ロボットハンドや治具などにも活用することができる。

これまでは同社がユーザーの要望に応じて「クイッククランパー」と各種部品を組み合わせてシステムを構築していた。一方、ユニット化することでユーザーやSIerなどでも用途に応じたシステムを組
むことができるようになる。

ユニットは取り付け穴を設けたベースプレートで挟み込むことで固定できる。配置パターンに合わせた取り付け穴を設けておけば、簡単に配置換えが可能となる。また、連結用プレートを用いることで連結配置が可能。一つの供給ポートで全てのユニットのアンクランプ動作の操作が行える。

今後は軽量化やコスト低減など実用化に向けた改善を図っていく。「ユニット化することで、門戸が広がるはず。さらなる用途拡大を期待している」(TPS事業部の山中真一事業部長)。

日本産機新聞 2022年9月20日

[ 工作用機器 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

いよいよ開催【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

最新技術やソリューション披露 ユアサ商事は9月18・19日の2日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)の6号館A・Bで、「つなぐ関西グランドフェア2025」を開く。国内の製造業は人手不足や技術者の高齢化が進み、原材料費や […]

ユアサ商事 佐古  晴彦 関西支社長に聞く展示会の見どころ【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

メーカーをつなぎ、変種変量生産に対応 関西圏の市況は。 非常に厳しい状況が続いているが、関西は重電(タービン関係)、船外機など造船関係、電子・半導体、食品・医薬品・化粧品といった三品業界など多種多様な市場が広がっており、 […]

注目8社の出展製品【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

今年も関西グランドフェアがインテックス大阪(6号館A・B)で開催される。「モノづくり」・「すまいづくり」・「環境づくり」・「まちづくり」の4テーマで、320社が出展。本特集ではその中でも機械工具商社・販売店の来場者に向け […]

トピックス

関連サイト