2026年10月11日(日)

【メーカートップインタビュー】日本レヂボン社長/村居浩之氏「NCAと経営統合」

ワンチームを目指して

日本レヂボン社長/村居浩之氏

今年取り組むことは。

10月1日付けで、同じノリタケカンパニーリミテドグループの研磨布紙(CA)メーカー、ノリタケコーテッドアブレーシブ(NCA)と経営統合(日本レヂボンを存続)する。切断砥石やオフセット砥石を手掛ける当社とは製品も、組織風土も異なる。今年は組織の融合に取り組む。

経営統合する理由は。

当社の砥石は造船や建築をはじめ幅広い分野のものづくりの現場で使われ、日本、そして世界にファンがいる。ただ今の状況が何十年も続かない。市場や現場のユーザーニーズの変化に対応しなければ事業は継続できない。しかしその時に打てる次の手は切断砥石とオフセット砥石に限られていた。

NCAはCAに加え不織布研磨材(ファブリック)やダイヤモンド研磨布紙(新研磨製品)も手掛ける。当社とNCAが一つになれば事業領域は大きく広がり次に打つ手の可能性が広がる。経営統合したのはそのためだ。

組織の融合で取り組むことは。

ワンチームを目指して組織や仕組みを一本化する。例えば社内組織は製造、開発、営業、総務などの部門を一つに統一する。組織や仕組みを併存せず一つにし、必然的に両者のコミュニケーションの場面を増やす。

当社の古川工場(岐阜県飛騨市)に2023年新設する工場はその最たるもので、NCAのファブリックや新研磨製品を生産する。このプロジェクトでは経営統合前から、両社のスタッフで編成するプロジェクトチームが生産性や品質向上に取り組む。その活動では必ず思想や文化の差分が表面化するが、その差分について議論を深めることで、融合の密度やスピードを高めるはずだ。

将来の目標は。

例えばアップルが開発したアイフォンのように、日本、そして世界中で愛され、圧倒的な存在感のある製品を生み出せるメーカーになりたい。NCAとの経営統合はそのファーストステップ。ワンチームとなり目標実現の可能性を広げていきたい。

日本産機新聞 2022年9月5日

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