2025年8月24日(日)

【メーカートップインタビュー】アクアシステム社長/木村匡伸氏「次の価値を創造する」

変化の多い年に

アクアシステム社長/木村匡伸氏

社長に就任して。

改めて、企業風土を見直し、若い人材から積極的に選ばれ、世界に通用する会社にしていきたい。変化が求められる時代に次の価値を創造することが必要だと考えている。

取り組むことは。

まずは社内風土の改革。長くトップダウン式で進んできたことで、社員の意思決定や決められない風潮に陥っていた。このままではチャレンジ精神や、やりがいのある会社にするのは難しい。社員も自分の意思を示し、会社というチームで戦える体制を整えていくことが次の課題と考えている。

課題を解決するには。

はじめに人事評価制度の見直しを進めている。まだまだ個人の主観で評価している部分がるため、組織として客観的かつ公正な評価ができる仕組みにする。そのため、管理職教育も検討しており、挑戦できる会社にする。

製品開発では。

これまでポンプやクリーナーなど多様な製品を開発してきたが、新たな価値としてソフト面の強化が必要だ。例えば、ポンプはドラム缶の液体を吐出・吸入するものだが、液体の残量や補充まで管理することはできない。これをセンサやIoTなど最新技術やシステムを用いることで、新たな仕組みを構築できる。事業再構築補助金も取得しており、研究開発を始めた。

既存の商品では。

エア式ドラムポンプやバキュームクリーナーなど300点以上の商品があるが、近年、爆発的なヒット商品が生まれていない。これから成長するには、誰もが知っている代表的な商品を開発することが大切だ。既存商品の中でマーケティングを見直し、長年培った技術を進化させる。

中期的な目標は。

我々のミッションは『エア技術でユーザーの作業現場の課題を解決する』ことだ。そのために、この1年が最も変化した年だと言えるようにしたい。次につながる変化を起こし、2030年には売上高25億円を目指す。

日本産機新聞 2022年9月5日

京セラ 後藤田  祥二副本部長「無線式センシングツールを開発」【特集:メーカートップインタビュー】

加工課題の早期発見に 昨年を振り返って。 国内は自動車や半導体産業が低迷したが、営業支援ツールで営業プロセスの見える化・共有化を進め、細かな案件も丁寧に取り組んだ結果、一昨年と変わらぬ水準を確保できた。今期は新しいツール […]

NTKカッティングツールズ 牧野  圭祐社長「新製品約20種を発売予定」【特集:メーカートップインタビュー】

FSWのトップランナーに 昨年を振り返って。 念願だったR&D投資を強化し、昨年は新製品8種類を投入した。一部製品で納期遅延が起こり、ご迷惑をおかけしたが、今期は課題解決しながら新たな需要の獲得を目指す。 今期の […]

イワタツール 岩田  昌尚社長「展示会で認知度向上へ」【特集:メーカートップインタビュー】

販売店の来場促す 昨年を振り返って。 昨年から機械メーカーや販売店など各地の展示会出展を強化したことで、ヘリカル穴加工エンドミル『ドリルミル』の認知度も高まった。地域展示会はユーザーとの距離も近く、具体的な課題を知るきっ […]

トピックス

関連サイト