2026年8月19日(水)

牧野フライス製作所 フェムト秒レーザ開発

半導体や医療分野開拓

牧野フライス製作所はこのほど、フェムト秒レーザ加工機「ルミナイザーLF400」を市場投入した。極めて短い照射時間のレーザを活用することで、切削や放電加工では難しい硬脆材や微小形状の加工が可能。半導体や医療関連業界に拡販する。初年度は年間10台の販売を目指す。

フェムト秒レーザは、フェムト(1000兆分の1)秒という極めて照射時間が短い超短パルスレーザ。一般的なナノ秒レーザに比べ、熱拡散を低減でき、変質層やクラックを発生させないため、微小形状を高品質に加工できる。

LF1400は、レーザ光を制御するガルバノスキャナには2軸、5軸仕様をラインアップ。ワークサイズを幅450㎜×奥行450㎜×高さ200㎜とし、12インチのウエハーサイズに対応できる大きさにした。

レーザ加工に適した光学機器のレイアウトを採用。マシニングセンタで培った位置決め技術の活用で、高精度に安定した加工ができる。また、直観的な操作ができるパネルを採用した。価格は発信器とガルバノスキャナの組み合わせによって異なるが、1億円以上を想定している。

同社は20年、ウォータージェット方式のレーザ加工機「ルミナイザーLBシリーズ」を発表し、レーザ加工分野に本格参入した。今回フェムト秒レーザをシリーズに加えることで、数年後に年間100台の販売を目指す。

日本産機新聞 2022年8月5日

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

新社長に聞く YUASA・村山 英明社長「『つなぐ』進化させ、新たな機能を『つくる』」

新社長に聞く YUASA・村山 英明社長「『つなぐ』進化させ、新たな機能を『つくる』」

400年に向け基盤強化 「『つなぐ』を進化させ、新たな機能を『つくる』こと。そして次の世代への基盤を強化するのが自らの役割」。そう話すのは6月にYUASAの社長に就任した村山英明氏。 実家は板金メーカーで、自ら汎用ボール […]

Hexagon MIが東大阪に新たな拠点を開設、ショールームやデモ機能を拡充

Hexagon MIが東大阪に新たな拠点を開設、ショールームやデモ機能を拡充

Hexagon Manufacturing Intelligence(Hexagon MI)はこのほど、大阪府東大阪市に新たな拠点を開設した。大阪オフィスとしての機能に加え、三次元測定機やソフトウェアなどを展示し、ショー […]

「創業80周年を迎えて」富士コンプレッサー製作所・嶌井 成行社長に聞く

自動車整備中心にブランド化/近場の商売大切に 富士コンプレッサー製作所(奈良県大和郡山市)は創業80周年を迎えた。1946年の創業以来、耐久性とメンテナンス性に優れたレシプロコンプレッサーを中心に、自動車整備工場から一般 […]

トピックス

関連サイト