2025年11月19日(水)

工作機械 2022年1-6月受注 内外需ともに好調

9000億円超え

日本工作機械工業会(日工会、稲葉善治会長・ファナック会長)はこのほど、2022年1-6月の工作機械受注額が前年同期比29.8%増の9112億2200万円になったと発表した。2018年に次ぐ過去2番目の受注額を記録。稲葉会長は「通期の見通しとなる1兆6500億円を上回るのは確実ではないか」と期待感を示した。

内需は前年同期比48.9%増の3145億8000万円となった。自動車や一般機械などの主要4業種すべてが前年同期比で増加した。中でも電気・精密は482億円と1990年下期の504億円に次ぐ過去2番目の受注額となった。

外需は前年同期比21.6%増の5966億4200万円と2半期連続で5000億円を超え、過去最高額を更新した。アジア、欧州、北米の主要3極が前年同期比を上回り、軒並み好調だった。

2022年6月単月の工作機械受注額は前年同月比17.1%増の1547億1100万円になった。4カ月連続で1500億円を超え、内外需共に好調が続く。

内需は前年同月比31.3%増の586億5200万円となった。半導体関連を中心に底堅く推移していることに加え、補助金の効果もあり、3カ月ぶりに550億円を超えた。

外需は前年同月比9.9%増の960億5900万円となった。地域別ではアジアが3カ月ぶりに500億円を超えた。欧州、北米も底堅く推移している。

日本産機新聞 2022年8月5日

[ 日本産機新聞 ][ 業界分析 ][ 統計データ ] カテゴリの関連記事

「できる仕事」は部下に【現場考】

指導経験積む時間つくる/業務過多を解消するには 目標を目指す営業が面白くて、熱中するうちに成績上位の常連になった。実績が認められ、20~30歳代で課やチームのリーダーに抜擢される。いわゆるプレイングマネージャー。業務をこ […]

【特集:ニーズ高まる品質管理・検査】

昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]

帝国チャック 創業から100年を振り返る

NC旋盤用チャック、研削盤のダイヤフラムチャック、マシニングセンタのシリンダ内蔵チャックなど顧客ニーズに応じ最高の機能と品質を併せた特殊仕様「デザインチャック」を手掛けている帝国チャック(大阪府八尾市)は創業100周年を […]

トピックス

関連サイト