2026年10月11日(日)

鳥羽洋行 遠藤 稔社長に聞く「自ら考え、行動できる組織に」

えんどう・みのる
1981年亜細亜大経済学部卒、同年鳥羽洋行入社。2004年取締役、08年取締役海外営業担当部長、16年常務取締役営業本部長、福島県出身、63歳。

6月の社長就任に際し、発したメッセージは「自ら考え、行動し、結果を出そう」。「現場からの創造的な声を上げてもらえるようにしたい」と自律的な組織への改革を進める。そのために常務時代から、鳥羽重良社長(現会長)と相談しながら、営業現場の決裁の枠を広げるなど、権限移譲を進め、自律を促してきた。

同時に「もう1社、もう一人、もう1アイテム」と呼ぶ独自の「3M活動」で営業の士気を高めてきた。掛けだけでなく、営業担当者がもう1社を訪問できる時間を創出するために、ⅰpadを支給するなど、現場目線で改革を推進した。

自身は1981年の入社以降営業畑一筋で、自ら考え、行動して、結果を出してきたタイプ。31歳の時に、最年少で東京の営業所長に就任。2000年には現在の主力事業の一つにもなっている、チップマウンターに関連する事業を立ち上げた。その後は現西日本ブロック長、中部ブロック長など同社では珍しく、東名阪を経験した。

2008年から16年まで初代総経理として中国事業の立ち上げに尽力。中国赴任前には「そろそろ東京本社に戻れるかと思っていたが、中国現法の設立をやってほしい、任期は3年」と言われ覚悟を決め、結果8年間中国に駐在。今や連絡対象として大きく成長した。「海外はもとより国内もまだまだ成長市場」とし、新たな拠点開設を検討している。

結果を出し続け、就任前の昨年度は営業本部長(現任)として過去最高の売上高、利益に貢献できた。今期も2期連続最高更新を目指す。ただ、社是にある「最大ならずとも最良の会社たることを期す」とあるように「いたずらに規模を追求するつもりはない」と話す。しかしながら、「マーケットを考えると、まだまだ成長の余地は大きい」として、さらなる成長を目指す。

日本産機新聞 2022年8月5日

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