2026年8月30日(日)

【商社トップインタビュー】西野産業/西野 佳成社長「業務効率化で生産性向上」

コロナ禍によるデジタル活用の加速から始まり、半導体をはじめとしたモノ不足や素材の高騰、混乱が続くウクライナ情勢などの諸問題は収束の兆しが見えず、先行きの見通しはますます難しくなっていく。さらにカーボンニュートラル(CN)やSDGsといった社会課題への対応も求められており、経営環境の変化はまだまだ続くだろう。それらの変化の中で、機械工具卸商社は何を重視し、どのように対応していくのか。今年注力することについて、15社に聞いた。

西野産業 西野 佳成社長

無駄省き専門性を強化

今年注力することは。

数年来進めてきた「業務の効率化」をさらに強化していきたい。一昨年には、仕入や売上伝票などの業務を集約する「業務課」を設置した。少人数で伝票処理を行うので習得も早く、効率化につながっている。まだ全ての伝票処理ができるわけではないので、今後も集約を進めていく。また、現在は受発注システムのリニューアルを進めているところだ。

受発注システムとは。

販売店と当社との受発注をオンラインでできるシステムで、当社が扱う測定関連の製品に特化しているのが特長だ。刷新で掲載メーカーを増やすほか、検索性を高めるなどして使いやすくしたい。できるだけ早く刷新する予定だ。

業務課の効率化を進める背景や狙いは。

人手不足という背景もあるが、営業の手間を減らし、生産性を上げるためだ。例えば、価格や納期などの確認業務。これまでは、販売店さんが当社に確認し、メーカーに確認するという流れが普通だった。しかしこれでは無駄も多い。刷新する受注システム上では、そうした確認をできるようにしたい。販売店さんが問い合わせるという手間は減るし、当社の業務の減少につながる。

生産性向上については。

業務課の設置がまさにそうだ。営業担当者が伝票を入力している時間は生産的ではない。それよりも、お客様からの要望に対応する時間の方が重要だ。そうした時間を確保するために、業務課では受注を始め営業所の事務を全て対応できるようにしていきたい。

効率化の目指す先は。

「測定営業」という専門性を強化するためだ。長年言い続けているが、当社の強みは測定に特化していること。業務の効率化で生産性を高めることができれば、営業担当者にも時間的にも精神的にも余裕が生まれる。そうしてできた時間を勉強や教育に充て、専門性を強化していきたい。

日本産機新聞 2022年7月20日

デジタルカタログを自律的な営業ツールに タカヤコミュケーションズ、検索性の向上で目当ての製品に一足飛び

印刷物やデジタル教材の企画・制作を手掛けるタカヤコミュニケーションズ(大阪市、06・6762・8145)は、多機能デジタルカタログサービスの「スマートデ知カタ」を昨年4月にリリースした。従来のデジタルカタログのように紙面 […]

YUASA、工作機械の5年間長期保証サービスを指導でユーザー負担軽減へ

YUASAは8月3日、工作機械の保証期間を5年に延長できる保証プログラムを開始した。手頃な保証料と通常1~2年の保証期間を5年にすることで、ユーザーの修理費用の負担を軽減し、製造業の成長をサポートする。同社によると、卸商 […]

特集 メーカートップインタビュー① 工作機械・切削工具メーカー各社に聞く今年注力すること

国内の製造業は人工知能(AI)普及によるデータセンターの需要拡大、造船業界の復活、航空宇宙・防衛産業など需要が沸き起こる一方、イラン情勢や中国との経済摩擦による原材料の高騰、供給不足など課題も浮き彫りになり、日本の製造業 […]

トピックス

関連サイト