2025年12月11日(木)

ナガセインテグレックス 新世代門型平面研削盤を発表

高精度・高剛性・高能率

ナガセインテグレックスは、JIMTOF2022出展機の第1弾として、新世代高精度門型平面研削盤「SGX‐126」を開発、7月1日から発売した。中型金型プレートや精密部品の加工に最適。価格は5200万円(税別)からで、年間10台の販売を見込む。

「真理を追求する当社の設計コンセプトを具現化」(長瀬幸泰社長)する独自の“IGTARPDESIGN(イグタープデザイン)”を進めており、本機は4シリーズ目。高精度でありながら超高能率、門型構造なのに超コンパクト、高付加価値ながら導入しやすい価格を実現した。

構造解析を駆使して軽くて強い基本構造を徹底追求。門型+3点支持構造で、加工点での静剛性は従来機比2倍、動剛性は1・25倍を実現。

送り軸は、X(左右)軸に高精度擦り合わせ摺動面と油圧サーボシリンダ駆動、Y(上下)軸・Z(前後)軸には超低脈動の最高精度直動ガイドと高精度ボールネジ駆動を採用し、油静圧に匹敵する高精度を実現した。作動油の圧力と油圧ポンプの回転速度を最適制御する「スマートサーモニクス」により、平均消費電力を従来機比半減することも可能。

砥石軸は、従来機比2倍の15kW極低振動ビルトインモータを搭載。最大φ510×75㎜の砥石まで装着でき、高能率加工を実現する。重研削による多量のスラッジも、微小スラッジ除去率が格段に向上したマグネットセパレータを標準搭載しており安心。

また、設置面寸法が従来のシングルコラム機と比較して5割減と超コンパクト。テーブル高さが従来機よりも300㎜も低く、接近性も良いので、足場無しでワークセットできる。

日本産機新聞 2022年7月5日

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

中小企業が導入しやすい自動化技術目立つ【MECT2025総集編】

自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]

測定の自動化【MECT2025総集編】

ロボの活用で測定自動化 高精度ワークを機上計測 東京精密は棚型ストッカー「TARNER」と、小型三次元測定機「ZEISS Dura MAX」を展示し、協働ロボットがワークを測定機まで自動搬送する測定の自動化を提案した。T […]

ワーク交換の自動化【MECT2025総集編】

従来の大量生産型から変種変量生産に対応する動きが加速しており、中小ユーザーを中心に手軽かつ低価格で自動化を可能にする提案が求められている。MECTでは『ワーク交換の自動化』をテーマに、簡単に自動化・省人化を図る提案が多数 […]

トピックス

関連サイト