2026年7月30日(木)

付加価値を生む人に コツコツ地道に、常に考える -仕事考-

期待の新入社員

今年も、もうすぐフレッシュな若者たちが日本の基幹産業、機械・工具業界に入ってくる。コロナ禍で就職活動も採用活動も大変だったろう。

麦は少し伸びた頃に踏み倒され、伸びてきたらまた踏み倒され強くなる。若者たちも経験をするだろう。農作業は根気を必要とする。畑1枚を耕そうとすると、昔なら鍬を使う。最初は、「まだこんなにやらないといけない」と思うが、毎日毎日コツコツと耕していると、徐々にゴールが見えてきて、楽しみに変わる。

元横綱大鵬の納谷幸喜氏は、「最初から稽古が好きな力士はいない。だから嘘ばかり言ってごまかす。遮二無二やらされるうちに、あいつに勝ちたいとか欲が出てきて、進んで稽古をやるようになる」と言っていた。会社でも同じ。嫌なことも、逃げたいようなことも、何故するのかわからないようなことも、与えられた仕事をコツコツと地道にやり続けることから始まる。

しかし、言われたことを、ただ一生懸命やるだけでは成長しない。「自分ならこうする」「こうした方が良いのではないか」と考え、疑問を持ちながらやることが成長に繋がる。たとえ単純作業でも、どうすれば効率を上げられるか、どうすればきれいにできるだろうか、どうすればミスを無くすことができるだろうか、どうすればこの資料を見やすくできるだろうか…など絶えず考えながら取り組むことで着実に成長し、戦力になる。

突き詰めれば、上司や社長が求めることを理解し、仕事をする練習、復習が大切だ。さらに言えば、経営的発想で物事を考えられる人が求められる。

会社は、大きく分けると、仕事をする人と作業をする人がいる。若者たちには一言一動が付加価値を生み出すような仕事人になってほしい。

一方で、竹のように暴風でも折れないしなやかさも必要だ。竹に節があるように、仕事をするときは仕事に集中し、遊ぶときは遊び、けじめのある生活をすることが人としての強さにもつながる。そんな、社会人に成長してもらいたい。

日本産機新聞 2022年3月20日

[ コラム ][ 仕事考 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

monolyst  「AIマスタマッチ」機能で品番・表記揺れを自動照合

monolyst 「AIマスタマッチ」機能で品番・表記揺れを自動照合

機械工具向けAIセールスプラットフォーム「monolyst(モノリスト)」を手掛けるmonolyst(東京都渋谷区、03・6683・4068)はこのほど、AIマスタマッチ機能を拡張した。メーカーと自社で異なる管理品番や品 […]

中日本ユニソル会の総会が開催、各社が強み持ち寄り相互発展を狙う

中日本ユニソル会の総会が開催、各社が強み持ち寄り相互発展を狙う

ユニソル中日本支社(松吉正訓支社長)の主要仕入先で構成する中日本ユニソル会(風見賢児会長・日東工器中日本支社長)は、6月25日、ストリングスホテル名古屋(名古屋市中村区)で2026年度総会を開いた。今年1月1日にユニソル […]

【特集:商社トップインタビュー】各社に聞く、今年力を入れること②

人手不足や地政学リスク、AIの普及、半導体市場の成長など製造業を取り巻く環境は大きく様変わりしている。こうした環境変化に対応し、販売店を支えるため、商社は物流やECサイトの強化、PBや自動化に貢献する商品の拡充など独自の […]

トピックス

関連サイト