2026年6月17日(水)

過ぎたるは及ばざるがごとし 自分は“まだまだ”と認識 -仕事考-

プライド

「プライド」。良い意味でも悪い意味でも使われる。辞書は「誇り」や「自負心」と同義とある。一方で「傲り」という意味もある。自尊心が高すぎることを指す。仕事にプライドを持つことは大切。ただし、過度な誇りや自尊心は、他人から見捨てられたり、協力をしてもらえなかったりする。

人間は、自分を過大評価する傾向が強い。入社して数年たって仕事をこなしている人や、自分がこの会社を背負っていると思っている人、理想ではないが過不足なく生活ができている人などは要注意。上司から注意される。叱られたことがあるだろう。それを「自尊心が傷つけられた」「上司はわかっていない」と思うと、怒りがわいてきて上司からのアドバイスは心に残らない。自己防衛本能が強い人は、無駄な言い訳に終始してしまう。成長につながらない。

「自分はまだまだ足りない点がたくさんある」という謙虚な気持ちがあれば、過度なプライドを捨てられるし、恥もかける。上司の注意も素直に聞き入れることができる。

無駄な見栄を捨てれば、手に入れられることも増えてくる。「ダメ人間」とは全く意味が異なる。

ところが、高いレベルの環境に身を置いた人、大きな挫折を経験したことがない人は、なかなかプライドを捨てることは難しい。大方は、「そこそこのレベルではある」と思っている。そこで、他人と比較するのではなく、未来の自分の姿(理想や目標)と現在の自分を比較する。そうすることで劣等感や嫉妬心を感じずに、理想の自分になるために何が必要でどうすればいいのか・・・ということも考えるようになる。前向きな姿勢になれる。

自分には足りないところがたくさんあるという認識は、学びの動機につながる。何か問題を起こしても、「足りない自分だから、うまくいかないこともあるさ」とクヨクヨせず、次はうまくいくように考える。勉強もする。プライドを捨てると可愛いので「仕方ない。教えてやるよ」と助けてもらえる。そして成功体験を積み重ねて、プライドを作っていけばいい。

日本産機新聞 2021年7月5日

[ コラム ][ 仕事考 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

芝浦機械が米研削盤のムーアを買収、北米市場に攻勢

芝浦機械は5月18日、アメリカの研削盤メーカー「ムーア・ナノテクノロジー・システムズ」を買収すると発表した。超精密加工分野を強化するとともに、北米市場の開拓につなげる。 アメリカの100%子会社を通じ、ムーア社の全株式を […]

真和工業 「運ぶ」から「滑らせる」へ発想の転換で物流を変える

物流改善の樹脂パネル『μ(ミュー)デッキパネル』はローラーコンベアや台車に代わり、重量物を安全かつ誰でも簡単に運べることを念頭に、自動車部品の生産現場などで数多くの物流改善を手掛けてきた小島プレス工業が開発。物流器具事業 […]

グーリングジャパン、テスト加工現場立ち上げでトータル提案を強化

グーリングジャパン(愛知県豊田市、0565・65・3688)は今年、本社工場にテスト加工現場を立ち上げ、工具販売のみならず、テスト加工、代理店やユーザーへのトレーニング、再研サービスまで一貫体制でトータル提案を強化し、顧 […]

トピックス

関連サイト