研磨材のドクターに 研磨材専門商社の菱和(大阪市西区、06・6538・0271)は昨年6月、ECサイト「R-GEAR」を立ち上げ、販売店の利便性向上と業務効率の改善を加速させている。同サイトは研磨材関連に特化しているのが […]
河をくだる筏の如く 失敗は自分の責任という覚悟 −仕事考−
任せる勇気
「仕事を任せられる部下がいない」「自分でやった方が確実で早い」という話をよく聞く。しかし、部下の能力の問題というより、「自分でやった方が早いし、いい結果になる」ので任せられない…というのが本音ではないだろうか。
「業務が忙しくて教えている時間がもったいない」という人も中にいる。実際、働き方改革の影響もあってか、管理職の業務量は間違いなく増えており、仕事を頑張るとか、仕事を効率化するだけでは対応仕切れない。
そこで“如何に早くやるか”でなく、“如何に任せるか”を考えた方が効果的だと思う。成果の向上と部下の成長の二兎を追うことができる。
「任せる勇気」が必要になってくる。ダイバーシティも多様な考えを引き出せるから有効なのであり、自分と同じ人間ばかりなら、自分の能力以上に発展しない。自分一人でできる事なんてたかがしれている。自分以外の人の能力をフルに活用することが管理職の務めであり、それこそ組織の成長を期待できる。
任せると言っても、簡単な仕事では意味が無い。部下の成長を期待するなら、レベルを考慮した上で、能力以上の仕事を任せることだ。
任せた以上、細かく指示しない方が良い。口うるさい親から逃げ出したくなる子供のようなものだが、放任とは違う。任せた上司は、部下がやっていることを具体的に把握する必要がある。私は河を下る筏をイメージする。本流を下っている間は、真ん中であろうが端っこであろうが口出しはしないが、ひょこっと見つけた支流に入り込もうとしたときには、本流に連れ戻すように注意している。
上司は、仕事の成果と部下に責任を持っている。部下への責任感のポイントを、目下進行中の目先の成果ではなく、部下の伸び代に期待して成長に置くべきだと考える。目先の成果が失敗に終わったとしても、その責任は自分が負えば良い。失敗は成功に繋がる。
新人にだって任せることはできる。何をするか、どう進めるか、いつまでに終わらせるかを丁寧に説明し、終わったときには報告を聞き、互いに確認して、良かった点、特に反省点を公平に評価して伝える。「相手の立場で考える」ことを忘れなければ、新人であろうと任せられた人は必ず成長すると信じたい。
日本産機新聞 2021年2月20日
パレットチャンジャ「SP4770G」 変種変量生産にも対応 25年以上前からファナック製ロボドリルに対応するパレットチェンジャを2機種(SP3970G・SP3950G)揃え、国内外で2000台の納入実績を持つ。 今回、新 […]
「ディスクカッタ+単結晶ダイヤモンド」 バフ研磨不要で大幅時間短縮 オーエスジーはディスクカッタ「PFDC」に単結晶ダイヤモンドインサート「DM001」を追加、11月20日から販売開始した。 切削加工だけでアルミニウム合 […]