2026年10月17日(土)

三叉路…

○…「M&Aバブル」と言われるほど、企業の買収・売却が活発だ。あるM&A助言会社によると、2019年の日本企業が関連するM&A件数は、4088件と過去最多。足元でも高い水準で推移しており、かつてはそれほど多くなかった中小企業同士のM&Aも珍しくなくなっている。

 ○…機械工具業界も例外ではない。Cominixは、M&Aを成長戦略の一つに掲げ、機械工具商社やメーカーなどを中心にグループ化を進めている。ユアサ商事も昨年末に都内の機械工具販売店を子会社化し、両社の強みを活かした事業領域の拡大・拡充に取り組んでいる。

 ○…M&Aで重要なのが、相手先の見極めだ。M&Aを活用し、自社の成長、事業継続につなげる中小企業の多くは「何か光るものを持った会社であることが条件」、「トップの価値観が合わないと上手くいかない」など、明確な基準を定めて相手企業を選定する。

 ○…後継者不足、事業環境の変化、市場規模の縮小といった課題を解決する手段の一つとして、M&Aを検討する企業は今後さらに増えるだろう。買い手、売り手ともにしっかり相手企業を吟味することができるかどうかが成功のカギを握る。

日本産機新聞 2021年2月20日

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