失敗を許容できる空気が人材育成のヒント このコーナーを担当して管理職に課題や悩みをヒアリングするのが常になっている。最も多いのは育成や若手のサポートが難しいという声。管理職は40代以上が多く、昭和世代の上司に育成されてき […]
年頭所感 –日本精密測定機器工業会 会長 吉田 均–
ニーズを先取り

昨年は世界経済、およびモノづくり産業はCOVID‐19により大きなダメージを受けました。当工業会では本来、一昨年対比で増大の年を予想していましたが、一変して大幅ダウンとなりました。しかし、昨年の秋口からは景況感に底打ち感が出てきております。計測機器の需要の大きい自動車産業の生産も本格的に戻りつつあり、ワクチンや特効薬などのコロナ対策が前提とはなりますが、今年は力強い回復を期待しています。
今、モノづくり産業からは品質の作りこみに対する要求が高まっています。従来は生産ラインから抜き取とった製品を検査室で測定して品質を確認してきましたが、最近は生産ラインの中で全数測定して良品のみを次工程に回す、さらには、その測定データを生産ラインへフィードバックし、不良品を作らないようにする動きもあります。これらを実現するためには計測機の自動化や高速化、耐環境性の向上など取り組むべきテーマは沢山あります。また、現場環境でのトレーサビリティの確立や不確かさを考慮した規格作りも必要です。
当工業会としては世の中のニーズを先取りした活動を通し、日本のモノづくりが世界で活躍できるようバックアップして行きたいと考えています。
日本産機新聞 2021年1月5日
従来切削油と同等以上の加工性能を実現 環境負荷も大幅軽減 主に油圧装置の製造・販売を手掛けるユーテック(大阪府南河内郡、0721・984419)が従来の油性や水溶性の加工油に代わる新技術として、水性切削・研削液「アクアブ […]
精度と時短、無バリで両立 製造現場で人手不足対策やコスト削減、安全性などのニーズが高まる中、それに伴いバリが出にくい切削工具の普及も進む。加工後のバリ取りを無くすことで熟練技術者に依存しない体制や工程短縮を実現するほか、 […]






