2026年4月25日(土)

監視システム事業買収 –日本精工–

コト売りを強化

 日本精工は12月10日、英スペクトリス社から状態監視システム事業を買収したと発表した。買収額は約211億円。日本精工の産業機器や風力発電、軸受けなどの製品に、状態監視システムを組みこむことで、予防保全などのコト売り事業の強化につなげる。

 買収した英スペクトリス社の状態監視システム事業は傘下のブリュエル・ケアー・バイブロ社(BKV社)を中心に構成。BKV社は1942年の創業で、北海油田リグの常時監視を手掛ける老舗。売上高は約65億円で、センサなど機器に加え、豊富なデータ量とその解析技術が強みだ。また、風力発電での状態
監視の実績を豊富に持つ。

 日本精工は19年に発表した中期経営計画で、状態監視事業を成長のドライバと位置付け、機器の販売にとどまらず、故障診断や余寿命診断などコト売りに事業を広げてきた。

 今回の買収でそれを加速させる。BKV社の状態監視のノウハウを活かし、風力発電や産業機器、軸受など自社の製品と組み合わせることで、予防保全などのさらなるサービスの強化につなげる。

 内山俊弘社長は「モノ売りを強くするためには、コト売りが必要。両方の機能を補完することで、26年には約100億円の収益の効果がでるようにしたい」と話した。

日本産機新聞 2021年1月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

三共精機 国内営業部を二部体制に、半導体回復も追い風

三共精機 国内営業部を二部体制に、半導体回復も追い風

26年度の方針説明会開く 機械工具商社の三共精機(京都市南区、075・681・5711)は、京都経済センター(京都市内)にて、2026年度方針説明会を開催し、25年度の売上高は前年比3・7%増の約43億円を見込んだ。26 […]

DMG森精機と東京大学が研究センターを設立、工作機械の技術研究や人材育成に産学連携で注力

DMG森精機と東京大学は4月、東京大学の大学院工学系研究科内に「マシニング・トランスフォーメーション研究センター(MXセンター)」を開設した。MXセンターは、工作機械の価値を将来にわたり高める研究を行い、技術革新を生み出 […]

山善、INSOL-HIGHら「J-HRTI」発足、ヒト型ロボの社会実装目指す

7月にはデータ収集センターも設立 山善(大阪市西区)とINSOL‐HIGH(東京都千代田)、ツムラ(東京都港区)、レオン自動機(栃木県宇都宮市)はこのほど、ヒューマノイドロボット(ヒト型ロボット)の社会実装に向けたコンソ […]

トピックス

関連サイト