2025年5月18日(日)

設立30周年迎える

茨城機工会が記念式典

 

 設立30周年を迎えた茨城機工会(小林一也会長・日立企画社長)は2月15日、茨城県水戸市の水戸京成ホテルで、30周年記念式典を開いた。会員、賛助会員ら約60人が出席し、さらなる発展を誓った。

 小林会長は機械工具業界を取り巻く環境について「ネット通販、人手不足など厳しくなっている。加えて、我々が扱う商品は100万点を超えるまで増えている」と分析。「しかし、見ただけで使える商品ばかりではない。機械工具商がプロ集団として、情報とノウハウを付加し、単なる流通ではなく『EXCHANGE=交換市場』としての役割を年十年先も担っていけることを願ってやまない」とあいさつした。

 全日本機械工具商連合会(全機工連)の坂井俊司会長(NaITO社長)は「労働力減少や、働き方改革など環境変化に対応していかなければならないが、機械工具商の対応力や生きた情報は必要とされている。全機工連は茨城機工会と共にある。今後も皆様と共に連携し課題に取り組んでいきたい」と述べた。

 30周年記念事業として、同機工会のホームページ開設も報告。機械工具の解説をしたり、会員企業を5地域に分け紹介したり、会員同士の交流ページを設けたりするなど、情報発信を強化していくことを発表した。

 元茨城県副知事で参議院議員の上月良祐氏が講演。官と政のあり方や、地方の活性化に必要なことなどについて事例を交えて解説した。

日本産機新聞2019年3月20日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

エバオン、サンコーインダストリー、トラスコ中山の取り組みに迫る【特集:商社の物流戦略】

物流強化に動く卸商社 卸商社の機能として昔から言われる「人・モノ・金・情報」。中でも、近年は「モノ」である物流機能の強化に動く卸商社が増えている。 背景の一つには顕在化してきた「物流2024年問題」がある。いまや配送業者 […]

タツタ  碓井克久社長に聞く

タツタ  碓井克久社長に聞く

機器と電気の知見を融合 伝導機商社のタツタ(大阪市西区、06・6538・3131)が制御や電気関連に強い企業のグループになって1年半。社長に就いて約1年を経て、碓井克久社長は「それぞれの強みである機器と電気の知見を融合さ […]

注目8社の出展製品【特集:MEX金沢2025】

次世代技術がここに集結! MEX金沢2025(5月25〜17日、石川県産業展示館)には、工作機械や切削工具、工作機器、測定機器など過去最多の275社・4団体が出展する。自動化や工程集約、微細精密、省エネ、環境改善などの最 […]

トピックス

関連サイト