2026年7月14日(火)

脆性材加工領域を強化 −牧野フライス製作所–

eGRINDER 「BG500」 を投入

 牧野フライス製作所は、脆性材加工の領域を強化する一環としてeGRINDER「BG500」(写真)を開発。来年3月から出棺開始する。年間60台の販売を見込む。価格は5200万円(税別)。

 同社は、蓄積された技術を活かし、市場が要求する「生産性向上」と「ランニングコストの追求」に応えるべく、「加工速度3倍」×「工具寿命3倍」=「Three×Three Concept」と「視える化、標準化を経て、自動化を可能とする電着砥石測定システム」を搭載したマシニングセンタを提案する。

 主軸は30000回転/分で、φ3の微小穴の高速加工にも対応。高性能ろ過装置も搭載した。高圧スルースピンドルクーラント(3MPa仕様)により加工スラッヂの排出性を向上。これらにより、従来比10倍以上の加工速度を実現した。

 また、新開発の最適送り制御技術「GI‐Grinding」により加工速度3倍、工具寿命3倍を実現。全軸リニアモータ駆動の採用で、高速・高応答、高精度位置決めを実現した。

 電着砥石測定システムは、人のスキルに頼らずに砥石の寿命判定をする技術で、加工中の寿命管理、工具交換、目たて、機上成形を連携させて、マニュアル的な加工を減らし、自動化と生産性向上を実現する。

 「半導体やセンサー需要の増加、医療関連産業の拡大によりセラミックスや石英ガラスを主とした脆性材の利用領域が拡大すると同時に、高集積化や緻密化が進み、より高精度・微細、安定的大量生産へのニーズが高まっている」とし、「金属だけでなく脆性材加工領域を強化する」(高山幸久執行役員営業本部長)方針。

日本産機新聞 2020年12月20日

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

特集 成長する脆性材・樹脂・ゴム加工

機械や工具など技術開発が進む 直近、生成AIやデータセンターの投資が活発になり、半導体及び半導体製造装置の需要が急増。そのため、装置関連部材に活用される各種セラミックス(アルミナ、窒化アルミ、SiC)や石英ガラスなど脆性 […]

「技術で革新を作る」脆性材加工・トップ精工の取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

工具や治具も自社設計 「他社では加工が困難なセラミックスや石英ガラスなど難加工に取り組み、最適な工具・治具設計から加工条件まで確立しつつある」と語るのは中川翔太社長。2001年の設立以来、脆性材料の精密加工に特化し、マシ […]

「誰もが避ける道究める」樹脂加工・シティプラスチックの取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

大きさ、材質、量…全方位 半導体製造装置などの精密プラスチック部品を手掛けるシティプラスチックは今年3月、本社に6つ目の工場を新設した。これからも新棟を増やしていく計画で、これらの工場で約330台の工作機械をメーカー別に […]

トピックス

関連サイト