2025年7月8日(火)

新カタログを発刊 −小原歯車工業–

200品目3万種を掲載

 小原歯車工業(埼玉県川口市、048-255-4871)はこのほど、新カタログ「KHK2021」を発刊した。標準歯車や追加工のラインナップなどを大幅に拡充。200品目3万種を掲載した。全製品のページに2次元コード(QRコード)を掲載するなど、使いやすさも向上させた。

 同社のカタログは、1975年から当時の大衆車「カローラ30」(トヨタ自動車)にあやかって、「KHKカタログ30シリーズ」として発刊していた。今回から「KHK2021」と名称を改め、全面改訂を行った。

 標準歯車で新たに追加したのが、「JIS0級歯研スパイラルマイタ」と「レーザー焼入CPラック」。「JIS0級歯研スパイラルマイタ」は加工基準面を全て研磨仕上げし、簡単芯出しで精度を維持することができる。また、これまで「CPラック」は高周波焼入のみだったが、レーザー焼入も標準化した。

 他社とのコラボ商品も多数掲載する。アルミフレームメーカーのSUS(静岡市駿河区)と共同で「ラック&ピニオンアルミフレーム搬送装置」を開発した。ユニット品の掲載は同社としては初だという。また、三木プーリ(川崎市中原区)のブッシュ「ETP‐EPlus」に対応した「Eシリーズ」や、サーボ用減速機メーカー各社に対応したピニオンなども追加し、シリーズを拡充した。

 その他、追加工製品の「Jシリーズ」のラインアップを大幅に拡大したり、歯面焼入を標準化したサービス「焼入+(プラス)」の対応も可能にした。全面改訂に伴い、2次元コードを掲載するなど、利便性も向上させた。「ウェブと紙の両方の良さを活かし、より便利に使ってもらえるように工夫した」としている。

日本産機新聞 2020年12月5日

[ 伝導装置用品 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

第37回 ものづくりワールド東京 注目の出展製品

製造業の課題解決を後押し 10の専門展示会に1800社が集結 10の専門展示会で構成される「ものづくりワールド[東京]」は、機械や工具、ソフトウエアやシステムメーカーなど、製造業に関連するさまざまな企業が出展する。出展内 […]

裾野の広がり、多様な視点【現場考】

ギアチェンジは必要 日本能率協会の2023年の調査によると「管理職を目指したくない」と答えた一般社員の比率は77・3%で、5年前と比べ、5%も上昇したという。一般社員から見ると管理職が「魅力的ではない」と映るようだ。 「 […]

日伝  運搬支援ロボット「TugRos」を販売強化

資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]

トピックス

関連サイト