2025年12月11日(木)

WEBで新人研修 −二村機器 –

回転センターを紹介 12月には新製品発売も

 回転センターメーカーの二村機器(名古屋市中村区、052-411-1196)は11月13日、代理店会であるワシ会の第4回WEB新人研修セミナーを実施し、33人が参加した。司会を行った名古屋営業所長の徳田治氏は「今回初めてのオンラインでの開催となる。長丁場だが、当社の製品について理解を深めてもらい、販売につなげてもらいたい」と挨拶した。同セミナーでは回転センターや工作機械の旋盤などの説明、回転センターの種類や選定の仕方などを解説した。

 回転センターは工作機械の旋盤の心押台に装着し、ワークを保持する機器のこと。同社は1946年創業以後、回転センターの専門メーカーとして、様々なタイプの商品を開発、販売してきた。商品は主に自動車や二輪、航空機、鉄道など様々な産業で使用されており、高い加工精度を実現するには、ワークを保持する回転センターが大きな役割を担っている。近年は高圧クーラントや自動化のニーズが高まっており、防水性を高めたNCFシリーズや工程削減に寄与するワークドライビングセンターなどが好評だ。

 今年12月には新製品となる傘型回転センター「BRF型」を発売した。構成ベアリングを刷新したことで剛性を20%向上させ、抜きナット付きへ変更可能な仕様になっている。(購入後に抜きナット付きへの変更も可)。来年春には愛知県津島市に新工場が完成し稼働予定。

日本産機新聞 2020年12月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

中小企業が導入しやすい自動化技術目立つ【MECT2025総集編】

自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]

測定の自動化【MECT2025総集編】

ロボの活用で測定自動化 高精度ワークを機上計測 東京精密は棚型ストッカー「TARNER」と、小型三次元測定機「ZEISS Dura MAX」を展示し、協働ロボットがワークを測定機まで自動搬送する測定の自動化を提案した。T […]

ワーク交換の自動化【MECT2025総集編】

従来の大量生産型から変種変量生産に対応する動きが加速しており、中小ユーザーを中心に手軽かつ低価格で自動化を可能にする提案が求められている。MECTでは『ワーク交換の自動化』をテーマに、簡単に自動化・省人化を図る提案が多数 […]

トピックス

関連サイト