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搬送装置の共通化を提案 −トークシステム–

自動車生産ラインで活用
トークシステム(東京都港区、03-5730-3930)はこのほど、独自商品の「クイッククランパー」を活用した新型デモ機「フレキシブルグリッパー(旧名ハンガーグリッパー)」を開発した(写真)。自動車の生産ラインで使うドアを搬送する「ハンガー」の共通化が図れ、コスト低減や段取り時間の削減など生産性の向上につなげることができる。
「クイッククランパー」は、円筒形状の要素部品「エレメント」によってワンタッチでクランプ、アンクランプが可能な固定機構。同社が独自開発した商品で、自動機のリール固定や測定工具の高さ調節など様々な用途で活用されている。最近では、ロボットハンドや治具などにも使われている。
開発した「フレキシブルグリッパー」は、「エレメント」とボールスプライン「LF‐X」(THK製)を組み合わせ、回転方向とスラスト方向の両方を固定できるユニット。通常はクランプ状態で、ユニット下部のレバーを握るとアンクランプし、任意の位置に動かすことができる。
背面のコの字型の部品でワークを挟んで固定する。自動車の生産ラインで使うドアを搬送する「ハンガー」として使用可能。2ユニットを使用することで、様々な形状やサイズに対応できる。
「『ハンガー』はこれまで、ドアの種類ごとに異なるため、製作コストや管理、段取りなどが課題だった。『フレキシブルグリッパー』によって共通化が図れ、それらの課題を解決することができる」(TPS事業部の福島安弘事業部長)。今後は、操作性などを改良し、来年度上期中の市場投入を目指す。
日本産機新聞 2020年11月20日
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