山善は、経済的な理由等により、修学困難な学生をサポートすることを目的として、「公益信託山本猛夫記念奨学基金」を1992年に設立し、委託者として支援。今年度は新たに4名の学生が新規奨学生として認定され、11月17日に認定書 […]
下位をレベルアップ 〝考動〟を促す
2:6:2
会社組織は2:6:2の割合で3つのグループに分類されると言われる。上位の2割は、優秀なグループで、高い能力と生産性を有する。自律的に仕事をし、仕事を任せられる。中位の6割は、平均的な集団で、指示されたことはソツなくこなすが、指示待ちが多い。下位の2割は生産性が低く成果が上がらなく、仕事を任せられないし、任せたくない社員だ。
会社はアメーバのように常に動く。このため、上中位の負担が増えないように下位の2割を切ったとしても、残りの8割の中で変化が起こり、また新たに下位の2割が形成される。優秀な人ばかりを集めたつもりでも、やはり2:6:2に分かれるらしい。全員が上位の人たちだったらどんなにすごい会社になるだろうと考えるが、それは現実的でない。人間は不思議な生き物だ。
下位の2割も必要だと思う方がいい。いざという時に役に立つ。碁に例えれば、捨て石にする。捨て石は、後に輝くことになり、用は使い方になる。上位・中位の人達は、普段から忙しく仕事をしており、緊急事態が発生した場合下位を即戦力として使うことを考えたい。下位者出番が生まれる。
しかし、本当にそれでいいか。中小零細企業にそんな人的余裕は無い。2:6:2に分化することは当然と認識しながらも、下位の2割が入れ替わるか、心を入れ換えてもらい全体のレベルアップを図るしかない。しかし、ダントツに社内のレベルについていけていない人は、「辞めさせてあげた方」が本人のためにもなる。
さて、一般的に人は60%~50%しか能力を発揮していないという説がある。もし、100%出しているとしたら、少し加減して余裕を持たせた方がいいだろう。ただ、自分では頭も体もフルに仕事をしていると思っていても、実は第3者からすれば「もっと効率化する工夫ができないんだろう」と見られていると認識したい。上位の人はさらに効率アップの知恵を絞り、中・下位の人は能力を70%以上発揮するよう思考転換を計る〝考動〟を指導したい。
上司は、社員たちの能力・特性を把握し、どんな仕事をさせることが最適なのか、どうすれば発揮能力の割合を上げられるのか…に腐心したい。コロナ禍の時期、社員にはもう一段の成長のためにギアの切り換えを期待する。
日本産機新聞 2020年10月5日
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