2025年9月18日(木)

物流センターで意見交換 サンコーインダストリー/トラスコ中山

見学会に参加したトラスコ中山の皆さん
熱心に質問する中山社長

 サンコーインダストリー(大阪市西区、奥山淑英社長)は8月17日、トラスコ中山の中山哲也社長らを東大阪物流センターに招き、施設の見学と意見交換を行った。近春には、奥山社長がトラスコ中山のプラネット埼玉を訪問しており、両社は交流を深めている。

 サンコーインダストリーの東大阪物流センターは、ねじを中心に在庫22万点、126万アイテムを扱う同社最大の物流点拠点。5つの倉庫を持ち、1日に約2000社、30000行の受注に対応している。また、在庫や発送という物流機能に留まらず、メッキや加工、アッセンブリ、各種品質保証を行うなどのサービスを提供している。

 お互いの物流拠点の印象について、中山社長はねじの配送という細やかな業務を見学し、「バラで対応するなど細かい作業をこなせないとダメだと痛感した」と話した。一方、奥山社長は「物流拠点に発電施設を設けるなど、インフラとして機能を止めないという意思を感じた。我々もねじ業界のインフラとして止めないことをもっと意識していきたい」と述べた。

 今後について、中山社長は「生産現場に必要な商品を合理的に届けるのが我々の役目。ねじの要望が増えればサンコーインダストリーさんと協業しながら、その供給の機能を強化していきたい」と話した。

日本産機新聞 2020年9月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

管理職の仕事の領域【現場考】

部下の成長の機会つくる 販売店の営業はユーザーから商品を受注するだけが仕事ではない。商品を納入し、予定通りに稼働させ、代金を回収するまで責任がある。 ある時、販売店の営業に工作機械メーカーから連絡があった。あるユーザーか […]

いよいよ開催【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

最新技術やソリューション披露 ユアサ商事は9月18・19日の2日間、インテックス大阪(大阪市住之江区)の6号館A・Bで、「つなぐ関西グランドフェア2025」を開く。国内の製造業は人手不足や技術者の高齢化が進み、原材料費や […]

ユアサ商事 佐古  晴彦 関西支社長に聞く展示会の見どころ【特集:つなぐ関西グランドフェア2025】

メーカーをつなぎ、変種変量生産に対応 関西圏の市況は。 非常に厳しい状況が続いているが、関西は重電(タービン関係)、船外機など造船関係、電子・半導体、食品・医薬品・化粧品といった三品業界など多種多様な市場が広がっており、 […]

トピックス

関連サイト