2025年12月29日(月)

グローバルニッチトップに選出 –オーエスジー–

ねじ切り工具で業界1位

 オーエスジーのねじ切り工具(タップ・ダイス)が、経済産業省が選ぶ「新グローバルニッチトップ企業100選」に認定された。

 同社のタップは世界シェア30%以上を誇る。世界33ヵ国に製造・販売・技術サポート体制を築き、高品質・高性能な製品と充実した技術サポートを提供し続けていることが評価された。

 ねじは、自動車や航空機に欠かせず、人命にかかわる部品であることから、ねじ切り工具には安心・安全を確保する高度な技術が求められる。同社は、顧客からの情報を営業現場でキャッチし、開発・製造に展開。タイムリーに最適な工具を現地完結型で提供してきた。

 そんな中2013年には、様々な被削材や機械に対応し、工具の長寿命化を実現した「Aタップシリーズ」を発売した。用途別タップの必要性を排除し、加工現場でのタップの種類削減、本数削減を実現した。80年にわたるノウハウをフル活用し、工具加工設備も自社生産。今春完成したNEO新城工場では顧客・営業・設計・製造といったすべてのシステムを独自のデータベースにつなげ、生産性向上を実現するデジタル化に取り組んでいる。

日本産機新聞 2020年9月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

山善・山本猛夫記念奨学基金 今年は4名を認定

山善は、経済的な理由等により、修学困難な学生をサポートすることを目的として、「公益信託山本猛夫記念奨学基金」を1992年に設立し、委託者として支援。今年度は新たに4名の学生が新規奨学生として認定され、11月17日に認定書 […]

大澤科学技術振興財団 25年度は助成9491万円

研究開発33課題、国際交流7件 大澤科学技術振興財団(理事長・大澤伸朗オーエスジー社長)は、2025年度の研究助成テーマを決定。11月7日にホテルアソシア豊橋(愛知県豊橋市)で贈呈式を執り行った。  今年度は、33件の研 […]

工作機械・切削工具メーカーが各地でプラショーやカンファレンスを開催

オークマ「オークマ・マシンフェア2025」 オークマは11月12日から14日までの3日間、愛知本社で「オークマ・マシンフェア2025」を開催した。 人手不足や熟練作業者不足などの課題を解決する同社の最新技術を披露した。5 […]

トピックス

関連サイト