2026年11月6日(金)

三叉路…

 ○…グルメ、映画、旅行—。何気ない会話から好きなものを想像する。そのテーマに絞り質問する。話題が広がったら、そこから新たに見つけたテーマでさらに会話を膨らませる。好意を抱く異性には、大なり小なりこうしたやりとりでコミュニケーションをする。

 ○…こうしたやり取りをできる人が「多くない」らしい。多くのユーザーが感じる機械工具販売店の営業への印象。使うわけの無い設備を提案されたり、適用外の補助金制度を教えてくれたり、発注すると伝えたのに見積もりをくれなかったり。キャッチボールできていない。

 ○…しかしそうならざるを得ない理由もある。一人が複数の業務を掛け持ちするため後輩に指導の時間がない。商品やものづくりの技術革新が速すぎ知識が追い付かない。人を増やせないためベテランは古くからの取引先で手一杯。そうした構造的な原因がある。

 ○…とはいえ心を開いてもらう第一歩。「多くない」ということは、逆に言えば少数は親密な関係を築いている。コロナの逆風が吹き、自動化が加速し、QCDへの要求は高くなる。そんな時代にコミュニケーション力のある営業は何を話すのだろうか。

日本産機新聞 2020年8月20日

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