2026年10月17日(土)

三叉路…

 ○…暗く長い下水道を抜け、雷雨が降りしきる中、両手を広げ、空を仰ぐー。映画「ショーシャンクの空に」で、主人公が無実の罪で収監されていた刑務所から脱獄する名シーン。苦境の中でもあきらめず、自由を勝ち取る姿に勇気づけられた方も多いのではないか。

 ○…世界経済は今まさに暗いトンネルに入っている。IMF(国際通貨基金)によると、2020年の世界経済の成長率は前年比4・9%減と世界大恐慌以来で最悪だという。日本の製造業も自動車や航空機の減産などにより、大きな打撃を受けている。

 ○…ある中小加工メーカーは受注が例年の半分以下まで減ったという。ただ、こうした中でも自動化や新技術開発に向けた投資を行い、未来を見据えて取り組む。同社取締役は、「この状況を必ず乗り越え、今より強い会社を目指す」と話す。

 ○…新型コロナウイルスの感染が再拡大し、先行きの不透明感が増している。しかし、反転期は必ず訪れる。「希望は良いものだ。良いものは決して滅びない」。どんなに絶望的な状況でも望みを捨てず、先に向けて準備をし、脱獄を成功させた先の映画の主人公はそう話す。そんな姿勢を励みにしたい。

日本産機新聞 2020年8月5日

[ コラム ][ 三叉路 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

社員の「やりたい」を事業の力に 北出金作商店、ものづくりの魅力をカフェから発信

機械工具販売店の北出金作商店(京都市中京区、075・311・3141)は本社そばに「Cafe ギアデ」をオープン。きっかけは、社員の「やってみたい」という声で、工場を眺めながら過ごせる空間には、会社のこれからと、ものづく […]

FingerVisionがフィジカルAIの現在地を語る

FingerVisionがフィジカルAIの現在地を語る

視触覚センサでロボットの応用範囲を拡大 9月7日、グラングリーン大阪(大阪市北区)で「次世代テックフォーラム・トータルコーディネート会議『2030年代の技術予測から読み解くビジネスチャンス』」(主催:大阪商工会議所、共催 […]

デンソーウェーブ AMR・ロボの組み合わせ実装機にリールを供給【特集:搬送の自動化・効率化】

デンソーウェーブがモバイルマニュピレータで半導体実装機にリールを自動供給する技術を提案している。実装機との相対位置をQRコードで認識し座標補正する機能により、多様な実装機に対応できる。人が担っている供給作業を自動化し、半 […]

記事ジャンル

関連サイト