人手不足や高齢化に商機 2025年の国内経済は自動車産業の回復の遅れや半導体市場の低迷などで厳しい局面が続いた。その中、製造現場は人手不足・技術者の高齢化が大きな課題となっており、現場の自動化/省人化、環境改善、技能伝承 […]
使い捨てないツーリング –日研工作所–
ツールメンテで現場改善
日研工作所がツーリングのメンテナンスサービス事業「日研ツールクリニック」を本格的に開始した。ユーザーでは後回しにされがちなテーパクリーニングやツールの振れ測定、メンテナンスを、ユーザーの代行として日研と特約店が行うというもの。日研はテーパクリーナや振れ測定器とノウハウを提供、特約店はメンテナンスを請け負う。現在約20社の特約店が取り組みに名乗りを上げており、さらに全国的に増やしていく考えだ。
特約店と一体で提案

同社が実施する技術講習を受講した特約店のスタッフがユーザーに代わってメンテナンスを行う。テーパの当たりや振れ精度はミクロン単位の高精度が要求されるが、同社のテーパクリーナは特殊なゴム砥石を使用し、テーパを傷つけず、寸法変化無く錆を取ることができる。メンテナンスのパターンは主に次の3つ。
①特約店がメンテナンス機器を保有して、ユーザーからツーリングを預かってクリーニングとメンテナンスを行う。
②同じく特約店がメンテナンス機器を保有するが、大手ユーザーなどの工具室内に機器を置いて、特約店がクリーニングとメンテナンスを工具室で行う。
③機器をユーザー自身が購入し、クリーニングとメンテナンスは特約店が出向いて行う。
メンテナンス及び測定結果は、診断書としてユーザーに提出する。同時に、同社がこれまで収集してきたテーパ当たりや振れに関するデータを元にツーリングの取り扱いに関する提案も行う予定。
長濱明治社長は「機械性能を損ねず、生産システムとしてベストなパフォーマンスを引き出すことがツーリングの役割」という。「自動化が進む中、テーパ当たりが重要であり、ツーリングは錆びたら単に使い捨てるものではなく、定期的管理が必要。今後は、チャッキングの問題点などユーザーの困り事に対してソリューションの提供を特約店の方々と一緒にやっていきたい。ツーリングの健康な状態を維持して、ユーザーにベストなパフォーマンスを提供することもまた当社の使命」とも。
機械とのインターフェース、切削工具のチャッキングの2つをベストの状態で維持することが、加工システム全体の力をフルに発揮することにつながる。また、SDGsへの意識の高まりやユーザーが進める更なる自動化が、ツーリングのメンテナンスに対するニーズを増やすと見られる。
「ユーザーの困り事に応える形で、メンテナンスの範囲や提供商品を拡大し、現場改善に貢献していきたい」と長濱社長。
日本産機新聞 2020年7月3日
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