2025年5月16日(金)

AI企業と資本提携 –ユアサ商事–

AI実装の拡大目指す

 ユアサ商事は5月22日、人工知能(AI)のスタートアップ、コネクトーム・デザイン(COD、東京都千代田区、佐藤聡社長)と資本提携すると発表した。

 出資額は公表していないが、CODはユアサ商事の持分法適用会社になる。共同でAI実装事業を強化し、ユアサ商事は23年にロボやAI分野の売上高170億円を目指す。

 両社は19年に業務提携し、ハードウェアからAI関連技術を組み合わせることで、製造業でのAI実装を提案してきた。「自動化ニーズが高まり、AI技術を活用したソリューションをワンストップで提供する必要がある」と判断し、資本提携にまで踏み込んだ。

 具体的な提携内容については「詳細を確定させていく」ことになるが、販売先約2万社、仕入先約6000社あるユアサ商事のネットワークを活用し、製造業でのAI実装を広げる。

 また、企業から出資を募りAIを開発し、出資者がそのAIを使えるサービスや、AIのマーケットプレイスの開発などを進める。ユアサ商事はAI導入に伴うハードウェアの販売や、保守などを行う。

日本産機新聞 2020年6月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

エバオン、サンコーインダストリー、トラスコ中山の取り組みに迫る【特集:商社の物流戦略】

物流強化に動く卸商社 卸商社の機能として昔から言われる「人・モノ・金・情報」。中でも、近年は「モノ」である物流機能の強化に動く卸商社が増えている。 背景の一つには顕在化してきた「物流2024年問題」がある。いまや配送業者 […]

タツタ  碓井克久社長に聞く

タツタ  碓井克久社長に聞く

機器と電気の知見を融合 伝導機商社のタツタ(大阪市西区、06・6538・3131)が制御や電気関連に強い企業のグループになって1年半。社長に就いて約1年を経て、碓井克久社長は「それぞれの強みである機器と電気の知見を融合さ […]

注目8社の出展製品【特集:MEX金沢2025】

次世代技術がここに集結! MEX金沢2025(5月25〜17日、石川県産業展示館)には、工作機械や切削工具、工作機器、測定機器など過去最多の275社・4団体が出展する。自動化や工程集約、微細精密、省エネ、環境改善などの最 […]

トピックス

関連サイト