2022年5月25日(水)

「不●」を常に意識する –新製品・新サービスに繋ぐ–

コロナ後を思う

 緊急事態宣言が一カ月半ぶりに全国的に解除された。日本人の意識の高さゆえか収束に向かっている。第2波を防ぐためには、今後も引き続き警戒をしながら、徐々に活動を拡げていきたい。

 この間、プライベートも仕事も不便な状況が続いた。新しい様式も生まれてきた。マスク着用やソーシャルディスタンスもそうだ。ビジネスにおいてはリモートワーク、オンライン会議、時差出勤などが急速に拡がった。パソコンやソフト会社の業績が好転した。他にも料理のテイクアウトや宅配も増えた。

 考えてみれば、「不便」「不安」を解消することで新しいことが始まると言える。当社においても、初めてオンライン会議を導入した。オンラインでの取材もやっている。支障なく話ができる。ややタイムラグがあったり、ほんの少しの感情の動きを捉えにくかったりするものの、大きな問題はない。これも5Gが普及すれば解消されるのだろう。

 しかし全てがオンラインでOKというわけではない。Eコマースの活用も拡大したが、ユーザーが知っている製品よりも優れた製品を提案できるのは人だ。やはりビジネスは人と人との繋がりが基本であり、それはF2Fでこそ培われる。F2Fをベースに、オンラインを有効に活用したい。

 我々は「不便」「不満」「不安」「不快」「不具合」「不確実」「不道徳」…など、数え切れないほど「不」のつくことを体験している。私も含め、より良くなるよりも、「不便」など「不」のつくことを解消できるものに優先的に支出する傾向がある。この「不」のつくものを解消するニーズを意識して生活すれば、新しいビジネスチャンスが見つかるのでは。そこで、顧客に「どんなことで困っている」のか、「何に不満がある」のかなどを聞くのが一番手っ取り早い。そこから新製品・新サービスを発想する。1顧客でなく異なる複数の顧客の困りごとを解消できれば、大きな商売に育つだろう。

 一方で、顧客が不便に気づいていない場合もある。トラスコ中山は、「顧客の利便性向上」の声のもと、地道にひとつずつ不便さを解消している。ジーネットが言っている潜在的課題の解決もそれだ。「不●」を読み取る必要があるのだが、常日頃から自分自身が感じた「不」のつくコトやモノを書き留めておきたい。

 常に「不●」を意識し、アイデアに繋げるコロナ後のビジネスのひとつが見えてくる。

日本産機新聞 2020年6月5日

[ コラム ][ 仕事考 ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

東日製作所 最新カタログ無料配布

ISO6789:2017対応を解説 東日製作所(東京都大田区、03-3762-2451)はこのほど、最新版のカタログ「東日トルク機器総合製品案内」を発刊した。紙、PDFのダウンロード、電子カタログに対応し、いずれも無料で […]

東和コーポレーション 食品工場向けロボ専用手袋

防水性や環境性を向上 手袋メーカーの東和コーポレーション(福岡県久留米市、0942-32-8355)は、ロボット専用グローブ「ロボグローブ」シリーズから、国際ロボット展で披露した食品工場向けの「ロボカバー」((写真)と「 […]

大喜産業 AMRを複数台管理

複数ロボ間で指令の優先順位を選択 大喜産業(大阪市西区、06-6541-1987)は自律走行搬送ロボット(AMR)である『MiR』の運行管理を行う「MiR Fleet」の提案を強化している。最適化されたロボットトラフィッ […]

トピックス

関連サイト