2025年12月22日(月)

永久磁石で安全面向上 –育良精機–

充電式磁気ボーラー 軽量、コンパクト

 育良精機(茨城県つくば市、029-869-1212)はこのほど、充電式磁気ボーラー「コードレスライトボーラー」(写真)を開発した。軽量、コンパクトな設計で取り回しが良く、幅広い現場で活用できる。今夏発売を予定している。

 磁気ボーラーの充電式を開発したのは同社では初めて。バッテリーには、リチウムイオン電池(DC36V2・5Ah)を採用した。板厚最大t25㎜の穴あけができ、穴径は11・5㎜から30㎜まで可能。満充電時には穴径18㎜、板厚t16㎜で25穴まで加工できる。

 軽量、コンパクトな本体が特長。本体重量はバッテリーパックを含んでも8・9kgと通常のAC100Vタイプと同じ重量を実現した。本体高さは175㎜で、100㎜H鋼のウエブ面や200㎜H鋼のフランジ面での加工も可能。また、超小型ギアヘッドによって、壁際23㎜からで
も穴あけ加工ができる。

 安全面も向上させた。永久磁石を採用し、バッテリーの電力を使用しなくても吸着させることができる。作業中にバッテリーが切れても位置がずれたり、落下したりしない。また、始動スイッチはマグネットをONにしないと押せない構造になっており、誤作動を防止できる。

 その他、超高輝度LED搭載や送りハンドル左右付け替え可能など使い勝手も良い。

 

日本産機新聞 2020年5月20日

[ 工作用機器 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

経済産業省  航空機武器産業課 航空機部品・素材産業室  西山  正室長に聞く【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]

航空機部品メーカー・オオナガの取り組み【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]

航空機産業を支える注目7社の生産財【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

アジアでは新興国の人口増加や経済成長、インフラ需要などに伴い、航空機産業は今後さらなる伸びが期待されている。政府もこうした需要拡大を見込み、アジアでの航空機産業へのサプライチェ—ン参画を強化するため、補助金や官民連携など […]

トピックス

関連サイト