2024年11月23日(土)

工作機械の稼働状況を監視双葉電子工業

IoTモニタリングシステム

 双葉電子工業(千葉県茂原市、0475-24-1111)はこのほど、工作機械向けIoTモニタリングシステムを発売した。工作機械の稼働状況をクラウド上で管理し、モバイル機器から稼働実績を把握することができる。稼働監視ユニット、中間処理機、プロキシユニット、クラウドシステムをパッケージで販売するため、ユーザーでのシステム構築が不要。導入後すぐに使用できる。

 稼働監視ユニットは、工場環境に合わせて3種類をそろえる。一つがコンピュータ数値制御(CNC)接続タイプ。CNC搭載機種が対象で、機械異常を検知するアラームの内容まで把握できる。2つ目が積層表示灯接続タイプ。点灯の有無を判断し、稼働状態を把握する。3つ目は電流監視タイプ。主軸などに電流センサを取り付け、負荷の変動を見て稼働監視を行う。

 監視ユニットからのデータは、中間処理機やプロキシサーバを通じて、クラウドで管理する。稼働や停止、アラートなどのデータはパソコンやタブレット端末などで確認できる。使用目的に応じて様々なメニューをそろえた。

 監視ユニットと中間処理機の通信に同社製「920MHz無線」を採用した。「当社が持つ無線技術とセンサ技術を融合して開発された」(精機事業部の鈴木将典氏)。

 標準パッケージ(30台監視可能)の導入費用は450万円(税別)、保守メンテナンス料は年間80万円(税別)。「パッケージで簡単に導入できるので、自社でのシステム構築が難しい中小企業などに提案したい」(鈴木氏)。

 

日本産機新聞 2020年4月20日

[ 製品 ] カテゴリの関連記事

ヤマザキマザック 横形MC「HCN NEO」

環境性能と生産性を両立 ヤマザキマザックは、環境性能と生産性の向上を両立した横形マシニングセンタ「HCN‐4000 NEO、HCN‐5000 NEO」を開発、11月8日から販売開始した。  油圧ユニットやチラーユニットな […]

【Innovation!】商社のPB商品

商社のPB商品は、自社の取り扱い製品への知見やユーザーニーズに触れてきた経験、メーカーとの繋がりを生かし、様々な工夫を凝らしながら進化してきた。従来からの課題であった生産性向上や製品の品質に加え、さらに環境問題や人手不足 […]

TONE  T形トルクスレンチが好評

軽量・細軸で作業性抜群 TONE(大阪府、0721-56-1850)は、軽量・細軸タイプのT形トルクスレンチが好評を得ている。 軽量で細軸タイプなので、奥まった箇所の作業に最適。軸部にローレット加工が施されているため、早 […]

トピックス

関連サイト