2026年10月5日(月)

三叉路

 〇…コロナウイルスの影響が機械工具業界にも広がってきた。展示会の中止、工場停止に伴う景気悪化、営業活動の制限など様々な問題が出始めている。こうした直接的な影響に加え、ユーザーの意識や行動の変化を危惧する声も多い。

 〇…ある金型メーカーはコロナを機に設計部門でクラウドによるテレワークを始めた。社長曰く「(現場とのコミュニケーションが必要なので難しいと思っていたが)想像以上に使えるとわかった」。他部門でも全面的に見直すという。

 〇…ある部品メーカーは調達先の見直しを急ピッチで進める。2月以降中国からの部品が滞ったからだ。担当者は「急場の対応ではなく、リスクヘッジの観点から全面的に見直したい」とし、日本とアジアで新たな協力先を探している。

 〇…こうした変化に対し、すでに動き始めている商社もある。同社の幹部曰く「調達の多様化が加速するのは間違いない。読み切れない部分もあるが、アジアでの供給力を鍛える」。一方で、国内はネット受注の対応を強化するという。危機はパラダイムが変化する時でもある。足元の危機を乗り越えることは先決だが、同時に「コロナ後」も考えたい。

 

日本産機新聞 2020年4月5日

 

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