2025年6月21日(土)

小型の工具研削盤
菱高精機

手頃な価格で高精度に

 菱高精機(高知県中土佐町、0889-54-0221)は、5軸CNC工具研削盤「イプシロン」の小型機「イプシロンQ」の受注を始めた。イプシロン並みの性能を持ち、低価格で、工具再研磨のボリュームゾーン市場を開拓する。

 主要な工具形状の研磨プログラムを内蔵しており、形状を選び、最低限のパラメータを設定するだけで研磨できる。加工したデータは最大5千件記録でき、経験や知識の浅い人も繰り返し同じデータで加工できる。

 大きさは横幅800㎜、奥行き750㎜と従来よりもコンパクトに。値段は約750~800万円(税抜)で、約1千万円のイプシロンよりも低くした。

 機販部の山下時夫部長は「工具再研磨を内製化あるいは増設したい、超高精度は求めていない、といったニーズに応えたいと思い開発した」。受注した機械は2020年3月から納入していく。

 

日本産機新聞 2020年2月5日

[ 切削工具 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

トークシステム 林田  哲也社長【この人に聞く2025】

今年3月、THKの子会社で伝導機商社のトークシステムの社長に就いた林田哲也氏。THK入社後すぐに、創業者の故寺町博氏の秘書を経験。その後、約20年に亘り、中国、欧州などでTHKの海外展開を担ってきた。トークシステムの社長 […]

MOLDINO 野洲工場に微細加工室新設

工具・工法の開発に活用 MOLDINO(東京都墨田区、03・6890・5101)は4月、野洲工場ソリューションセンター(滋賀県野洲市)内に微細切削加工に特化した加工室を新設した。微細加工用マシニングセンタ(MC)2台を導 […]

象印チェンブロック レバーホイスト「YAD-25」新発売

自重1・58㎏の小型軽量化を実現 象印チェンブロック(大阪府大阪狭山市、072・365、7771)はこのほど、YAD型レバーホイストシリーズに新モデルの「YAD-25」を追加し、6月1日より発売した。定格重量250㎏で標 […]

トピックス

関連サイト