2025年12月14日(日)

大物加工の生産性向上
オークマ

高精度立形MC「MB–80V」

 オークマは大物部品加工に最適な高精度立形マシニングセンタ「MB‐80V」(写真)を開発した。シリコンウエハの主流が300㎜と大型化している半導体製造装置や、大型化している自動車金型などに対応するスマートマシンとして最高の品質と生産性を提供する。

 テーブルサイズは、1600㎜×800㎜。軸移動量は、1600㎜(X軸)×1050㎜(Y軸)×600㎜。クラス最大の加工エリアを最小のスペースで提供する。50番コロ軸受け採用と加工プログラムの乱れを自動補正するNC制御技術「Hyper—Surface」により、重切削の荒加工から高品位の仕上げ加工まで、オールラウンドに対応し、生産リードタイムを大幅に短縮する。

 AI主軸診断やAI送り軸診断などの予知保全技術により計画的なメンテナンスを行い、マシンダウンを未然に防止。5万台以上の搭載実績のサーモフレンドリーコンセプトの採用で、同サイズのマシニングセンタとして世界最高水準の寸法安定性(温度変化8℃における経時寸法変化8μm)を誇り、長時間無人運転でも安心。

 高い切粉処理能力で、機内の清掃作業を激減させ、多彩な自動クランプの実現などにより、フレキシブルに自動化に対応する。

 

日本産機新聞 2019年12月5日

[ 工作機械 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

オーエスジーダイヤモンドツール コーポレートサイトを一新

オーエスジーダイヤモンドツール(滋賀県高島市、0740・22・2415)は、11月17日から、コーポレートサイト(https://osg-diamond.co.jp/)を全面的にリニューアルした。 同社のダイヤモンド切削 […]

ムジンダー AI営業ロープレを開発

新入社員の教育やクレーム対応など 外観検査システムなど手掛けるスタートアップ企業のムジンダー(名古屋市昭和区)は、新たなプロジェクトとして生成AIを活用した営業ロールプレイング「DARUMA&」を開発し、新人や若 […]

中小企業が導入しやすい自動化技術目立つ【MECT2025総集編】

自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]

トピックス

関連サイト